今日も、便利なのに、私たちがあまり使えない単語とその語法の学習です。

 

では、以下の会話を見てください。

A: Can you help me hang these decorations for the party? 

B: Sure, I can reach the ceiling easily. 

A: Oh, that's great! I'm too short to reach it. 

B: Don't worry, I'm tall        to reach the ceiling.

 

問題:下線部に入る語は以下のどれ?

 

A: very

B: so

C: too

D: enough

 

正解は、・・・・・Dのenoughでした。

 

<日本語訳>

A: パーティーのためにこの飾りを吊るすのを手伝ってくれますか? 

B: もちろん、私は天井に簡単に届きます。 

A: ああ、それは素晴らしいです!私は届かないほど背が低いんです。 

B: 大丈夫です、私は天井に届くほど背が高いですから。

 

仲間外れを探す問題ですね。

"very", "so", "too", "enough"は、いずれも「副詞」で"very beautiful", 

"so hungry", "too tired"のように前から直後の形容詞を修飾します。

しかしながら、enoughはそれができません。

 

この問題文中の"enough"は「十分に、足りる」という意味の副詞で、

ある動作が行われるために必要な十分な条件を示すときに使用されます。

今回の"I am tall enough to reach the ceiling."という文では、「私は天井に

手が届くほど(十分に)背が高い」という意味になります。ここでの"enough"は、

天井に届くために必要な背の高さがあるということを示しています。

この表現は参考書等で「enough to 構文」と呼ばれることが多いですが、

実際に発話する際は、以下のように

"I am tall enoughto reach the ceiling."

私は背が高い 天井に手が届くほど(十分に)

enoughで一度ポーズをおいてから、to以下を述べるのが適切です。

「 / 」のところは、心の中で「どんだけ~~~♪」て叫ぶ感じです。

 

今回の問題では、enoughの前にはtall「背が高い」という意味の形容詞が

きていましたが、副詞がくることもあります。

例えば、"She speaks Korean well enough to travel by herself."

「彼女は一人で旅行ができるほど(十分に)上手に韓国語を話せます。」のように、

<形容詞 / 副詞 to 動詞の原形>というパターンになります。

 

" She speaks Korean well enoughto travel by herself."

彼女は韓国語が上手です 一人で旅行ができるほど(十分に)

先ほど同様に声に出して言ってみてくださいね。

「 / 」のところは、心の中で「どんだけ~~~♬」て叫びましたか?(笑)

 

また、この"enough"は形容詞として使われることもあります。

例えば、"I don't have enough money to buy that car."

「私はその車を買うのに十分なお金がない」という文では、

この"enough"は形容詞として、直後の名詞"money"を修飾しています。