娘は昨年一年間インター幼稚園の2歳児クラスに週3回通っていました。
そのインターのyearbookが完成し昨日届いたので、懐かしくみていました。一軒家を改造してスクールにした、すごくアットホームな学校で先生たちも明るく面倒見がよく、プログラムもしっかりした、素晴らしい学校でした。

娘は、そのまま、このインターの3歳児クラスへ進学するという選択肢がありました。
でも、悩んだ末、今は普通の日本の幼稚園へ進学しました。

英語のために、とにかくインターに入れたい!と考えがち。。でも、私はインターは、そのような理想だけの世界ではないような気がします。

なぜ普通の日本の幼稚園を選んだのか、
整理してみます。

1.教育機関としての総合力
英語を学ぶには良いけど、小さなインター幼稚園は、園庭や体育館などもなかったりします。外遊びも少なくなるし、体操などのカリキュラムなどもないところが殆どです。人数もすくないので、お友達が限定されることもあります。一方、いまの幼稚園は、園庭で泥んこ遊び、体操、リトミック、モンテッソーリも取り入れているし。部屋にはグランドピアノもおいてある本格派!

2.日本人としての基礎を作りにくい
インター通いの頃は日本語でのご挨拶さえ、ままならない娘でした。今はキチンと頭を下げて挨拶したり、お友達と列に並んでの集団行動など、日本独特のマナーを身につけることができています。
インターでは、あぐらをかく習慣がありましたが、これは日本の学校ではNGですね。学校内での生活習慣などの違いから、インター幼稚園の子供たちは小学校に上がった時に苦労することもあると聞きました。


3.インターにかよっても、英語力はネイティブと同等にはならない場合もある。卒業式の際の年長さんの英語劇をみて、明らかに英語の発音が??の子供が多くいました。ペラペラと英語は話してるんだけど、私には理解できない訛りの英語です。
インターに通ってるのに不思議。やはり、英語を家庭内で使っていない子供たちが多いので、限界なのかな?!
保護者が外国人の子供は別かもしれませんが。

4.結局は、小学校入学の壁が待っている。
6歳でインター幼稚園を卒業したあと、普通の日本の学校に進むと、すぐに英語を忘れてしまう場合が多い。やはり10歳以上まで英語を使い続けないと定着しない。
もしインターの小学校に上がることを選択した場合、中学、高校もインターでないと日本語の問題で難しくなる。ずーっとインターで、海外の大学というコースもあるのだが、教育費も高いし、日本人としてのアイデンティティの問題もあるので覚悟が必要。

5.最後にコスト
日本の幼稚園が年間約40万円、
検討していたインター幼稚園は年間約100万円。これでもインターとしてはリーゾナブルな方ですが、この値段に見合った効果はあるのかな??それより、母はおうち英語を頑張りたい気持ちがありました。


ということで、
我が家は日本の幼稚園とおうち英語を選択しました!
それでも、すごく欲張りなことだなーと思っています。