インター(当時小学2年生、現小学3年生)の生徒が英検2級に合格するまでのストーリー↓
上記ブログで、「英検2級の語数は120〜150語」と書いてしまったのですが、正しくは、80〜100語です。訂正してお詫び致します。
・ 英語での会話は得意
・ 長文の理解力は?、何より、作文の内容が薄い。だらだら同じことを書き連ねる、
・ アドバイスに素直に受けず、時に泣き始める、「マ〜マ〜」と隣の母親に抱きつく、
・ 社会的問題の意見を問われても、何なのかを理解できない(小学生故だけではない)、
・ 英語と日本語で社会の授業もしてあげる、
・ 母親が毎回同伴することを当然のごとく押し切る、
・ 開始時間を自己都合で早める要求。
「筆記試験の合否に関わらず、受け入れはやめよう!事前の告知をすると、また母親がドスを効かせて怒鳴り散らすから、直前告知にしよう。」と決めていました。
しかし・・・、筆記試験に合格してまった面接対策は、仕方なく続行。英語と日本語で社会科の説明をしながら、腫れ物にさわるように。
面接対策の最後の日に、「面接は合格するでしょうから、チャンスでの英検対策はここで一旦お休みとしましょう。英検準1級は難解で1〜2年はかかりますから、もう少し学年が上がってからで良いでしょう。」と告げたところ・・・、
「困ります」と母親のドスの聞いた叫び声
黙って聞いていると、インタナショナルスクールでは、誰が早いうちに英検上位に合格するのかの競争のようです
この頃には、私の体も脳も体も疲労困憊の状況で受け入れは絶対に無理
しかし、「続けてもらわなくては困る」と叫び続けて、教室を出て行きません
この状況を危惧していた私は、意図的に数学の男性講師に早く出勤してもらい、「4月から共同オーナーになるSと申します。教室運営は彼が担当いたします。」と、男性に対処してもらいました。・・が、それでも出て行かない
母親の20分近くの叫び声の後に、ついに、私も切れました。「あと10分で次の生徒たちが参ります打ち合わせをしなくてはなりません」と強く対応すると、やっと黙って去っていきました。
モンスターペアレント
(他塾の多くから既に断られている可能性大かと推測。)
英検2級の面接も合格するであろうと自信がありましたので、忘れておりましたところ、音無しい文面のメールで合格のお知らせを受け取りました。
このような親御様やご子息様に接してみて思うことは、
英語をペラペラ話せるようになる、英検上位を小学生で合格するより・・・
英語より大切なことがある:
1)小学校に通うようになったら、お子様を親から独立させる=1人でも塾やお稽古に参加できるようにする(事実、小1、小2のお子様たちは1人でチャンスの英会話に嬉々として参加しています。)
2)親御さんは、お子様と関わる中で、社会で起こっていることなどを会話して”教え込む”、というより、考える癖をつけるようなコミュニケーションをする。若年層で英検上位合格を目指すなら尚更。
3)子供を過度に甘やかさない。親も子離れをする。(小学2年生で、頻繁に「マ〜マ〜」と抱きつくのはいつおしまいに)
「なんとなく」英語ペラペラとなり、競争のために英検上位に合格しなければいけないが、英語でコミュニケーションを取れる、国際的に通用する人間になれるのかしら
「英語より、人格形成や考える力を養うほうが重要なはず。」と、英語推進派、留学推進派、国際コミュニケーション推進派の私でも考えさせられる経験でした。
ごくごく一部のモンスターペアレンツ対応で疲弊した春
P.S.
上記例は酷い例でしたが他にも諸々。大手塾では断られることも弱小塾へは主張する。3月には、教室規模の縮小も厭わず、「チャンスのルールの遵守や変更点」なる告知をするに到りました。結果は、誰一人辞めず、自己主張する親御様はいなくなりました。「お客さまは神様」とはいえ、時には毅然とした態度を示すことも重要と学んだ春でした。
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