お兄ちゃんの教職科目の宿題のレポートで「教師になるために努力すること」を大学時代、新任時代、20代後半と分けて書けというのが出ていた。大学時代については「専門の課目への知識・理解をしっかり身に着ける」とか教職の専門性などについて額面通り書いていたが、その先は大先輩がいることだし、とおじいちゃんにたずねていた。すると「それはおばあちゃんに聞きなさい。私は教師としてよりカウンセラーとしての方が長い。それに今を見てもわかるだろう?おばあちゃんのところには毎月のように手紙やメールが着たり、遠くまで訪ねてくる卒業生がいる。どうしてそういう教師になれたのか聞いてごらん。」

   

 私はびっくりした。夫から教師としての私をそんなふうに言われたことはなかったから。

             

 でも生徒たちと夏休み学校近くの河原に行ってバーべキューしようとかそんな時大きなプラスティックのバケツに氷買ってきてジュースのもとと水入れて運んでくれたのだって、みんな夫が協力してくれたからだった。飛び込みで夕食に混じる中学生や卒業生を一緒に歓迎してくれたりしたのも夫だった。協力なくては出来ないことばかり。

   

 無我夢中で過ごしてしまった20代、私はどんな教師だったのだろう。

                

 これはとても難しい課題を突き付けられた。今思い出しながらメモしているけれど……。

     

 

 たった一つ、教える時も一緒に遊ぶ時も私はとっても楽しかったということだけ。ありがとうね。私の生徒であってくれた皆さん。