eightyviewのブログ

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今だってかわいいわよ。だけど…

 「吾輩は期末テスト期間中である。」と威張っておじいちゃんの座卓にどっかり座り込んで、かきぴーや甘納豆をつまんでいる。

            

 私はど近眼で文字を間違えてあとで読み直すと愕然とする毎日だが、一応国語教師だった。夫も然り。後半は大学院に戻り心理専門になったがこちらも一応国語教師だった。ところがである、お兄ちゃんこともあろうに古典はまだいいが現代国語まったくだめ。作者が書いた内容に沿ってより自分の考えが先に出てきてしまうタイプだ。だから感想文書かせると時にはとってもおもしろいんだけどなあ。それになんといったっていい作品読んでいないもの仕方がない。

 まあ、彼なりに頑張っていることは認めるけど。

 さっきはえらそうに小学校の時もっと勉強しとけばよかったって言ってたけど、友達いっぱいに囲まれて最高の小学校生活だったと思うわ。

 弟は学校へ行かないからどうにもならないが塾へは行って数学や理科は楽しくやっている。彼の道は慌てず考えるしかない。

 

さて昨日の心のふるさとのぼろ校舎。

         

右横のひしゃげた窓はちょっと男体颪が吹くとガタガタと音を立てた。羽目板の隙間からネズミや蛇まで出てきた。

            

 球技大会の日でもあろうか、みんな勇ましい格好して。裏に生徒の名前があって撮影とある。先生のカメラ借りて得意になって写してくれた彼も生きていればもう70歳なのに還暦を過ぎたばかりの頃旅立った。剽軽でかわいい人だった。

 「先生早苗饗(サナブリ・田植え)で牡丹餅作ったから食べてって母ちゃんが」戸惑う私に、校長先生が「先生がおいしいって食べてくれればうれしいのせ。それでうちの子の成績上げろなんて誰も言わない。家で作ったものだから喜んでもらいなさい。」って教えてくださった。

 ここで覚えたおいしいもん、」弾きたてのそば粉でうった蕎麦、ほしあげたばかりの柔らかな干瓢の煮物、味噌つけて食べる若い新ラッキョウ……!

 夫が仕事の都合で夜間定時制にいたときは給食が出る。一人の私を「新ラッキョウとったから赤飯たいたので食べにおいでなさい。おいしい天ぷらもあげたよ。」って迎えにきて夜の食事をいただき、父ちゃんのお酒の相手ができなくて申し訳ないがお嫁さんがちゃんと運転して家まで連れてきてくれる手はずも整えていたりする。

 それなのに懇談会の時はまるで自分の父親みたいな父ちゃんは「ハイ、先生のおっしゃる通り、よっく言って聞かせます。」って神妙に言う。こっちが恐縮しちゃうほどだった。

 

 今はエアコンさえついているのに、この頃は夏はまずまずだったが、冬は隙間風にさらされ石炭ストーブのすすで真っ黒になりひどかったな。思い出は尽きないぼろ校舎である。