今日も暖かい。いい天気。

    

 63年前、私は大学4年。日本橋丸善でバイトしていた。仲良し3人組はサッチャンが6階の事務所に、マチコが3階くらいのなんだか難しそうな本売り場に、そして私は4階くらいの事務機売り場にいた。初めのころサッチャンは自分の書類が何だかわからないけれどそろばん入れたり、数字かいたりというし、マチコも私も自分が売っているいるものが何なのかよく理解していなかった。私はとりあえずホチキスの親分みたいなものやガリ版印刷機(4月からは散々使う羽目になった)や説明は専門家に任せて包んだり領収書に書き込んだり…。でもそのうちに修理の受付まで任せられるようになったっけ。

    ガリ版印刷機

 教員採用試験にはいくつか受かっていたがお父さんが東京都下の校長であるサッチャン以外は採用が来るんだか来ないんだかもわからなかった。

 今のように閉店は遅くない。6時くらいかなア。それでもすっかり暗くなった夜の空間に皇太子妃美智子様に男子誕生の文字が光っていた。日本橋の道を東京駅に向かって歩いていく途中のビルだったのを覚えている。

             

 この人たちには一生就職難なんてないんだろうなあなんて思いながら歩いていた。

 

       

 右が東、左が西のロフトの屋根。我が家の上の青空。