昨日好き嫌いについて書いたが私や夫の場合好き嫌いではないと気づいた。好きなわけではないけれど食べられちゃうってことだって。

 例えば虫の類、イナゴの佃煮、東京山の手育ちの母、平然と「カルシュームありそうね。」と出されたら食べた。栃木の郷土料理の「しもつかれ」だっていただいた最初から「いろいろ入っていて体によさそう。薄味でおいしいわ。」と平然と食べたくせに、結構好き嫌い多かった。

 

 私、虫ならイナゴも食べる、蜂の子、これもクリア。もちろん写真みたいに大きくない。せいぜい7,8ミリの大きさ、コバエみたい。見たら食べられない「主人が早朝からハチを追いかけてとってきましたので作っておきました。」と言われれば申し訳ない。見るとうれしくはない、箸でつまんだ、香ばしい、おいしい。食事しながら小鉢の中身はあまり見ずに全部いただいた。

       

「よく召し上がれましたね。」え~やっぱり食べない人が多いの。でも料亭の高級料理ですって。

 山椒魚の黒焼き。もちろん天然記念物じゃない。湯西川の民宿で。女の人で食べたの私だけ。

      

 焦げ臭かった。

 シロウオ、いなだ、などの踊り食い、のどでぴちぴちする。これも食べた女性、私だけだった。

 蝮のかば焼きは終戦後すぐ九州の田舎で食べた。あとから知ったがおいしかった。

 蛙の酢豚風は上海のホテルで。これもまずくない。

 有名でおいしくなかったのはオランダのにしんの酢漬け。食べたけどおいしくない。後北欧の夏を彩る料理だそうだけど、ゆでたザリガニにバターソース付けて食べるの。山のように積んで食べてたけどまだワサビ醤油の方がいけたかなア?

 イタリアで食べた子豚の丸焼き、私の席の傍に来たのは頭。夫が「耳ぱりぱりしてうまい。ここから切ると脳みそかな。」なんて言うから私が食べたのは頭のてっぺんで皮もパリパリおいしかったが周辺の何人かは食べられなくなっていた。

       

 つまり出されればある程度は食べる、鮒ずしもいい匂いとは言えないけれど食べる、おいしいとは思わないだけ。

        

 戦争中の食糧難を生きたせいばかりではあるまい。

 夫に言わせれば私たちは二人とも「デリカシーがないだけ」だって。そうかもしれない。