テレビ70年で最初の大河ドラマが生まれた背後をNHKでドラマ化して放映し、夫が見ている。第1回私も見ていたかもしれないが記憶は定かではない。一応翌年オリンピックでためたお金でカラーに買い替えた記憶があるから見たのだろう。
その題名だけは「花の生涯」と記憶していたし、原作を読んだ覚えもあるのだが、夫は覚えているのに全くおぼえていない。
ストーリーはよく覚えていないが見た時感動したのが「樅の木は残った」平幹幹二郎と栗原小巻のラブシーンが切なかった。
私の記憶に残っている最高のドラマは小林桂樹の「赤ひげ」だ。最終回、人の数にも加えられないような「けころ」と呼ばれる娼婦の鼻緒を安本昇がすげ替えてやる。それだけの事で娼婦は生きていく希望を持つ。その場面がひどく悲しくうつくしかった。
現代もののドラマはほとんど見ない。現実が垣間見えると作りものが目立つ。でも歴史ドラマは誰も見ていない時代のことだ。嘘も真実もない虚構が私はすきなのだ。

