昔から確かに本は好きだけれど、祖母のように古典の短歌に興味あるわけではない。よほど興味を持たない限り、論理的な文章も読まなくなって久しい。一人の作家が気に入ると次から次から読むことが多いが最近はせいぜい時代小説くらい。
それでも祖母のわけのわからない話を寝物語に聞いたことは覚えているから不思議だ。
昨日「大海の磯もとどろに世する波…」の歌に触れたがその時必ず海と一緒に一本の松の木が目に浮かぶ。調べてみたらこの歌の一首前に書かれていたこの歌と絡めて祖母は話したのかもと思う。八十年前のおぼろな心象風景はこんな感じ。
あずさゆみ
梓弓 磯辺に立てるひとつ松
あなつれづれげ 友なしにして
当時童謡がどんなものであったか祖母も歌を歌うことはなかったせいか私も覚えがない。ただ実家に帰っている母を訪ねた時 一番下の叔母にあたる人が美しい声で歌ってくれた「浜辺の歌」が最初に覚えた歌であり、これもあまり意味の分からないまま歌っていた。
後の話として中学で「係り結び」を習ったとき、ああこの歌のここは「係り結び」だったんだって妙に納得がいったことを覚えている
あした
朝 浜辺をさまよへば昔のことぞ忍ばるる
今日のお弁当
大根豆腐鶏むね肉煮物、リンゴ、ほうれん草のおひたし、卵焼き。
ご飯は焼きおにぎりと赤飯、のダイエットメニュー。

