おはよう朝ですよ。
申し分なく晴れています。
おなかの調子がいまいちのお兄ちゃんのお弁当。
あったかいスープだけで、ビオフェルミン飲んで行きました。あとはまあ元気です。
(奇妙なあいつ)
店の休みの時間にジミーの家のポーチでランチをごちそうすることに
してボブを連れていったことがある。ところが、あそこのテーブルは低
くて真四角で、ニューヨーク製の自慢の品なんだけれど、あいつはまちが
ってその上に腰かけてしまったんだ。ジミーの家のおばさんが「まあ、
なんてことを」ってナブキンを運んで来た時に叫んだもんで、あいつ
はそれ以来、机と椅子の区別に自信をなくしちまった。だから「ミスター・
ジミーこれは机ですか椅子ですか」などと聞くようになったんだ。もちろ
んぼくら、時々反対に教えて楽しんでいたんだ。
ニコラスじいさんのおつ
かいで、ウィラーさんの銀行に行った時は、窓口のエミリィーさんが
「どうぞかけてお待ち下さい」って言ったけど、机はなくて高めのベンチと
四角い傘立てが並んでいた。例によって
「ミスター・ジミー」ときたから、ぼくらかさ立てを指さして、椅子だよって
教えてやったんだ。そしたらあいつはすごくきゅうくつそうに四角いわく
の中にすわりこんだんだ。 エミリィーさんはレディーだから笑わなかっ
たけれど、 ハンケチで口をおさえて奥へかけこんでいっちゃったんだ。
さて、「ニコラス雑貨店様」とよばれたからボブは立とうとしたんだが、
すっぽりおしりが入りこんでとれない。ぼくらやっとのことで彼を救い
出してやったけれどね。扉をあけてでてくるとボブは「銀行の椅子はす
わりにくいです。」とすまして言ったんで、ぼくら腹がよしれるほど笑っ
ちやつたよ―
ハリソンさんが、古くなった鍋のとっ手(lug)をとりかえてくれと
いって持って来た時あいつはちょっと困ったような顔をしたけれど「し
かたがないサービスです」つて、自分の耳たぶ(lug)を指でもぎとっ
て渡そうとしたんだ。 ハリソンさんは気を失ってのびちゃって、 ニコラ
スじいさんが気つけ薬をもってとんでくる間に、ぼくらは鍋のとってを
さして、これがlugだって教えてやったら、あいつは自分の耳に耳たぶ
をもどしたんだ。ぼくら、もう一度あの手品をやってみせろといったけ
れどボブは一もうできません。もうできませんと二度とやってはくれ
なかった.ボブはハリソンさんに「手品です。手品です。」といつてあや
まったのでハリソンさんは気味悪そうな顔で帰っていった
大きなフォークをほしいといってきた人に牧草用の熊手を出してきた
り、 ヘアビンを買いに来た人に虫ピンをさし出したりすることはしょつ
中だった。
生クリームを買いに来たベスの家のおばさんに化粧用のクリームをび
ん一杯売った時はひどかった。ベスの誕生パーティーのケーキを一口、
口に入れたら、ぼくらはみんなはき出さなければならなかった。でも、
おかげでパーテイーは、次の日曜日にやり直しになってヶーキ以外のご
ちそうを僕らは二回食べることができたから、ベスのおばさんには、ボ
ブをあまりしからないように頼んでやったんだ。
ところで、ベスのおばさんがもって来たクリームを一さじつきつけて、
ニコラスじいさんが「こんなものが食えるか、食ってみろ」といったら、
ボブは平気でそれをペロリとなめちゃったんだ。 ニコラスじいさん、た
まげて奥へひっこんでいっちゃった。
(続く)


