十六夜の月は少し遅く同じ位置で雲に包まれていました。
月に
かけた月の一片が
わたしの足もとにおちて
拾おうとしたら
それは氷のかけらだった。
(だからわたしは意味もなく
ひきよせた指先に息を吹きかける)
こんなふうに望みはいつも
銀色の羽をしまっておいてわたしの夢を食いつくすと
次々とはばたいていってしまった。
月よ
それでもわたしは
なにもかもうれしかったり
なにもかも悲しかったりする
あの不思議な時の積み重ねを
羽毛の褥にして
眠る夜をもっていた。
心をさえたおまえの光にかざしたら
いのちの色が赤く燃えていたから
わたしは生きることがしあわせだった。
そんなときわたしは
情熱の中でやさしかった。
「鎌倉殿の13人」を見ているとこんなにも人は権力にこだわるものなのだろうかと思います。
でもそれゆえに今も世界のどこかで戦いが絶えないのでしょう。
ウッドデッキに立つと秋の虫の声に包まれます。もう秋も盛りになりつつあります。もう少しゆっくり時が進んでくれないでしょうか。
