なるべくはしょって続きを書きたい。
中学生活最大イベント修学旅行、その年は4月早々が割り当てだった。Kも2年の終わりかグループを組んだり、下調べをしたり楽しみにしていたが、家を離れて二泊、緊張のあまり前日熱を出して不参加となった。
京都巡りを終えて宿についた子供たちが3,4人公衆電話に群がった。Kに電話をかけるためだ。「楽しかったよ。残念だったね。」「最後にお土産買う時間ゆっくりあるんだって、何が欲しい?」次々と電話をかわる。百円玉がコトンコトンと落ちる。Kはその時、「私は本当にここにいていいんだ。」と思ったそうだ。彼女は勉強は好きだ。クラスの行事にも喜んで参加してくれた。クラスの生徒も男女とも彼女が不登校であったことなど忘れて付き合ってくれた。
校内の女子では一番の成績になったが、欠席数や内申点の問題もあり、少し配慮を加えて、なかなか難しい県立女子高に合格した。その後東京の女子大を出て銀行に勤め結婚した。あまりに優秀で、しかも繊細な人だからやや鬱になったり波乱はあったが、3人の子供を育て上げていた。今はしばらく会っていない。
そこまで長くやすんだ生徒を担任したのはその時だけだけれど、「私のいる場所はないと思っていた。」と彼女が私に言ったことがる。抽象的で難しい。
いじめなど外からの問題は周囲の大人が守らなければならない。すべてが簡単に解決がつく問題ではない。できるだけ学校が楽しいところであるように努めることくらいしか私にはできなかった。
今孫は不登校だ。彼の場所はPCの中だけなのだろうか。試行錯誤は続いている。
今日地域のパトロールがあった。孫が二人で3人の大人(ご主人たち)とまわってくれた。あ、そうだ、お兄ちゃんは大人だっけ!!
