朝は何ともない。肩が痛いだけだと学校へ行ったお兄ちゃん。でも学校で熱が出ました。今日は模擬テスト。よせばいいのによれよれになりながら最後まで受けてきたそうです。帰ってきてさっさと寝かせました。「さっぱりテストできなかったよ」ってそりゃしょうがない。
朝井まかての「銀の猫」という作の中にこんな一説があります。
お咲の許に佐和は盆と正月にだけ訪れたあまりの華やかさにちかよりがたくていつも養い親の背中に隠れてぬすみみしていた、
でもいつからだろう、あたしおっ母さんが来てくれるのを心待ちにするようになった。
お佐和は介抱人として病人や老人のいる家に奉公し、まだ若く美しく自分を装う事しかしない母親を養っている。相容れない親子はいさかいが絶えないのです。
まったく状況違うけど、幼い時母が訪れた時をふと思いだします。ずっと祖母に育てられ母が来ても別に普通に過ごしていた記憶しかないのにたった一度玄関のたたきに揃えられたえんじ色の草履に真っ白なな母のつま先がすっと入った瞬間急に悲しくなりました。泣いたことないのに大泣きして祖母と母を困らせた記憶です。
それなのに母の家に連れてこられて祖母においていかれた日は一晩中泣きました。泣き疲れて眠って起きた時にはもう自分の運命を受け入れていたような気さします。
そんな母なのに血のつながらない娘の面倒をおぼつかないながら周囲の手を借りて頑張ってくれていました。そんなものかもしれません。
今日のお弁当はさすがに半分しか食べられなかったって。8度も熱が出て半分食べたの凄いですねえ。
明日は熱が下がるといいけれど。

