「ホラ僕が出した手紙の束。ちゃんと整理しておいた。」

         

 この前「有楽町で逢いましょう」が最初のはがきだと書いたが、そのあと5年間で届いた手紙。少なくとも最初の4年間は同じキャンパスで顔を合わせていたはずだから、休みで伊那にかえったときとかバイトで忙しいときとかに書かれたものだろう。まだ読んだのは最初のころの3,4通だけ。

         

 これも友達の家で集まってピクニックの相談をしようという内容だから、ラブレターには程遠いけれどまあ3年まではそんな内容ばかり。

 この封筒でお分かりのように水産会社。なんと当時人気のあったクジラのベーコン作る会社に彼がバイトにいってた時の物。

 朝早くから「クジラの切り身と格闘している」とある。会社では作業着だし、すぐそばに銭湯があって入って帰るが体全体から生臭い匂いがして周囲の人から変な顔される」そうだが。確かこの封筒自体が家に配達されても生臭かった思い出がある。

 グループの二人が同じところでバイトしていたので集まったらその生臭いこと!なるほど。みんなでおお笑いした。

 最近また商業捕鯨が認められてベーコン売られているの見たけれどご存知かしら?

 

 あとの方に2年間は面はゆくてまだ読む気にもなれない。引っ越しの時からなくなっていたから処分していいものの中に置いてきてしまったのだと思っていたけれど。

 

 私からの手紙はしっかり処分してきたって。ずるいけれど今更出てきてもなあ。

 

 朝早く「お弁当作って」ってお兄ちゃん。「学校で勉強してくるから。」マスクして、ビニールの手袋して、何度も手を洗って、でもこんなことじゃダメかしら。とりあえずありあわせで作って出した。

     

 熱も下がったし、他には別になんの症状もないし、味覚も嗅覚も大丈夫だし、やっぱり夏風邪?