私が大学へ入った頃、順調に滑り出した家庭教師と休みの日の学徒援護会で得たバイトのお金がたまたまあったので、夜の船に乗って一日観光してまた夜の船で寝て帰るというスゴイ大島観光についフラフラと参加してしまった。
 
この年は「コンミスタタリバンタリミバナナ」と意味が分からないながらなんとなく労役に従事する労働者の哀切な心が感じられる歌が流れていた。

 2年東北旅行を企画したのが誰だったかは定かでない。たまたま十和田近辺の宿も私の親戚だったので、ただでいいよというくらいに宿を提供してくれることになり、これも夜行列車を利用して長旅をした。
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 途中洪水があって線路補習で4時間もとまり、駅で炊き出しご飯を分けてもらって食べたりした。
 こうしてなんだかいつも男女の境もなくワイワイと集まって過ごしていた。
 3年の時だったと思うこの歌が流行ったのは。それでも別に「わが運命」と思っていたわけではなく、なんとなく二人だけで過ごす時間が増えたのに、卒業するときは採用されたところへということで夫は栃木県、私はたまたまその時住んでいた埼玉の教員になった。別々になって初めてなぜか別れがたくなっているお互いにきづいたようだ。そして1年後私が宇都宮へ。だから大学1年の時から数えれば60年以上の付き合いになる。運命(さだめ)なんてものじゃない空気みたいなものになりつつある。
 でもこの歌をたまたま車の中で聴いた時、二人ともとても懐かしくなったのは事実だ。