もっと写真一緒にとっておけばよかった。あんなに生まれたてから自分の子供のようにかわいがってくださったのに、改まって撮った写真が1枚もない。

             

 この男の子の後ろにいるのが「スガヤのおばちゃん」生まれたときからずっと娘を見てくださった。私には産休も育休もなかったから、自分で子供を育てたことがないという母に寄り添って、朝から晩まで昼間は自分の家につれて行って。

おじちゃんがまた子供好きで消防署なので泊り明けなどで家にいるときは昼間ずっと相手してくださった。

 中学生になってお世話になることなくなっても、お姉ちゃんたちがいるあちらが好き、お姉ちゃんたちが結婚して家を離れてもお付き合いしていた。「なんだかおなかにしこりがある」っていうおばちゃんにびっくりして医者に行かせたときはもう手遅れ、それから3か月くらいであっけなく逝ってしまった。風邪さえひかない丈夫な人、健康を過信していたようだ。水泳が得意で小さい時からプールへ連れて行ってくださったので娘も水泳は得意だった。

 思い出はいっぱいある。決して忘れない。

 

 お前のことも決して忘れないヨ、カペちゃん。

        

 もうこの時15さいくらい。17歳半の時裏の家に入った植木屋さんが掃除をしたあと裏門の桟をちゃんとかけていなかったのでさまよい出てしまったらしい。ポスターまで作って、あちこちに電話して探したけれど、とうとう見つからなかった。

 目も耳も悪くなってかなりよぼよぼのおじいさんだったけれど食欲あって元気だった。

 外犬で庭を自由に歩き回っていたけれど、番犬にはならなかった。門を開けて入ってくるお客さんが玄関の前でチャイム鳴らすと一緒に並んで立ってしっぽゆらゆらさせていた。

 私や夫が「ハウス」といえば黙って小屋に入るし、「マテ」といえばじっと待っているのに、娘の時はなかなかいうこと聞かずに傍に來るとひょいと逃げたりして遊び相手と思っていた。

 一応シェルティーだけど、コリーに一番近いジェネラルという犬種で結構大きいのだけれど迫力はなかったなあ。いなくなってからも何年も夢を見た。

   古いアルバムの中にはいろんな思い出が詰まっている。