誰も食べたがらないのにこの酸っぱい粒が好き。こうしてむくのが好きだと弟君は言う。

            

 プチプチと一人で酸っぱい実をつまむ。

僕の今年の1年は「」だという。

 若いのにかわいそう。今は自分でもどうしていいかわからないんだろう。それでも母親の手伝いをしたりして体は動かしている。

 

 お兄ちゃんは「」だという。

 まったく中位の成績だったものが2年の後半から次第に勉強の仕方がわかってきた。成績はトップテンに入るようになり飛躍を目指している。

 部活では中学の部長を指名されて頑張り、生徒会も推されて副会長となった。

 先日は施設に贈る門松を竹を切るところから始めて作り上げ届けてきたし、オリンピック目指して道案内などの英会話研修にも生徒会のリーダーとして参加してきた。

 校内行事ではあるが英語speechコンテストでも優勝してそうした活動のすばらしさを発表することができた。

 

 冬休みの宿題、さっそく家の新聞ばかりでなく、買ってきたりたり、いただいたりで、10枚を集め、文字はうまくないけれどとりあえず写し終えた。数学と英語の問題集も終わった。あとは国語の現代文と古文に、論説文を書くことだけだそうだ。

 今彼はないにでも意欲的自信をもって「伸」といえるのはありがたいことだ。

 そんな兄を弟はまぶしそうに眺めていた。君も自信を取り戻せるといいね。