みなさんが小・中・高と学生時代を過ごされたとき先生との距離はいかがでしたか?

 私は結構作法などの厳しいミッションスクール育ちなので、先生は近寄りがたい存在だった。だから遠足や修学旅行というような時も集合写真以外はあまり先生の姿は入っていない。

 

        

  ここに私は入っていないがこの先生には思い出がある。

 別府の旅館の磨きこまれた広い廊下がよく滑るので高校生ともあろうものがスケートごっこして遊んでいたら、先生が通りかかられた。叱られると思った瞬間走り込んできた先生がスーッと滑って「ワー本当によく滑ること!お気をつけなさい。」といってさっさと行ってしまわれたことだ。私たちびっくりして滑ることはやめたけれど、普段から尊敬していたこの担任の先生がもっと好きになった。

 

 70過ぎるころだったろうか。同級会にシスターがみえた。シスターはもう80を回っていらっしゃったと思う。座席は抽選でシスターのお隣。「私ね骨の病気をして背中にこぶがあるのよ。触ってごらんなさい。」思いもかけぬことに戸惑っていると私の方に背中を向けて「ホラ」とおっしゃる恐る恐る骨ばって小さくなられたシスターのお背中に触れると確かに骨がこぶのように変形されていた。「痛まないのでしょうか?」って伺ったら「今はもう大丈夫。」とお一人でかくしゃくとして電車に乗って帰られた。私よりたくさん葡萄酒召し上がって。幼い時は神様のご親戚のようにさえ見えたシスターなのでとても不思議な感覚だった。

 

 ところで自分が教師になってみたら、貫禄も謹厳さもありはしない。生徒たちは友達のように休みの時遊びに来たがるし、一緒にスナップは撮るどころか勝手にカメラはむけてろくな写真もない。」

         

 遠足で生徒が池にボール落としたっていうから管理事務所からこれを借りだしてきたところ。まるで武勇伝だ。

 顔がなくてよかった。帰りの新幹線。誰も京都に落としてこなくてほっとして。

         

 爆睡中。

 それでもこの頃の生徒はちゃんと丁寧語で話しかけてきた。今はいわゆるため口が多いが孫たちにはけじめだけはつけるように教えている。

 

 ご近所に小学校2年生くらいの女の子がいる。初めて角で逢ったら「トトロの方ですね。いつもありがとうございます。」とあいさつされて、びっくりした。この間逢ったら角まで荷物をもってくれた。家庭のしつけが偲ばれる。 

 

 親しき中にも礼儀あり、社会人となってしまえばみんな同じ友達みたいなものだけれど、けじめは大切と思うのは古いからだろうか。

 

 つぃでに今日のお弁当。  

         

たまに方向変えてみた。