音楽
美しい音楽をきいた帰り
橋の上で風にスカーフを奪われてしまった
「デパートの安売りで買ったからいいんだわ」
流れるスカーフに手をふっていたら
「いったいいくつのなるんだ」
って叱られたけれど
心は弾んでいた
あざやかに空を塗りかえた夕映えの中の
ビルのシルエットを指でなぞったり
並木の数をかぞえたりしていたら
なんだか囲りのひとがみんなやさしく見えて
私はわけもなく慈悲深くなり
街角の募金箱に百円玉をいくつも落としてきてしまった
それでも私の胸のときめきは消えなかった
学生の街は
もう冬がそこまで来ていた
煮詰まってしまいそうだからどこかへ行きたいと思ってもチケットをとるのも億劫になってきた。夫はせっかくいただいたコンサートのチケットを胸ポケットにしまい込んで忘れるし。
お母さんたちが騒いでいる「○○素敵。」「私は△△」Jソールなんとやら。「私関ジャニの××が好き」キャーキャー騒いだ後一人がぽつんと「現実にときめかなくなった証拠かしら?」
そういえば一時熟年は韓流にはまって、今も韓国バッシングを残念がっていらっしゃる。私は騒ぎはしないけれど「HERO」以来一応キムタクファン。 一度くらいSMAPのコンサート行ってみたいなあなんて思っていたらSMAPそのものが消えた。実はほっとした。
今更何かにときめきたいわけでもないし、退屈も嫌いじゃない。だけどすきなミュージカルのチケットでも探して曲がった腰でも伸ばそうかな。


