【爆速で夏休みの宿題を終わらせる方法】読書感想文 多様性編 | eightthousandのブログ

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ブレイディみかこ

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

を題材に差別・多様性を軸に、今の社会問題と絡めています。




読書感想文


『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読んで


この本は、イギリスに住む著者の息子の学校生活を通して描かれるエッセイだ。タイトルの「イエローでホワイトで、ちょっとブルー」という表現には、混ざり合ったアイデンティティの揺らぎが込められている。日本人の母とイギリス人の父を持つ少年は、自分のルーツや周囲の偏見に直面しながら成長していく。その姿を読んで、私は「自分らしさ」と「多様性」について改めて考えさせられた。


特に印象的だったのは、少年が通う中学校での出来事だ。そこにはさまざまな国や文化を背景に持つ子どもたちが集まり、時に衝突しながらも共に学んでいる。彼は人種差別的な言葉を浴びせられることもあるが、それをただ受け入れるのではなく、ユーモアや知恵で返す。そこには「自分の存在を否定させない」という強さがあった。私はその姿勢に勇気をもらった。


本を読みながら、今の日本社会とも重ねて考えた。近年は国際化が進み、外国にルーツを持つ人や、さまざまな背景を持つ人たちと共に生活することが当たり前になってきている。しかし同時に、SNSなどでは差別的な言葉や排他的な意見も目にする。多様性を受け入れると言葉では言いながら、実際には「違い」を拒んでしまう場面も少なくない。少年が体験した差別は、遠い国の話ではなく、私たちの身近でも起こっているのだ。


この本には、差別や貧困といった問題に対して「どう向き合うか」という視点がある。ただ怒りや悲しみで終わるのではなく、ユーモアを武器にし、学ぶことを通じて相手と向き合う。そこに救いと希望を感じた。たとえば少年が、相手の無知を逆に笑い飛ばす場面は、ただの反撃ではなく「理解のきっかけ」を作る行動でもあった。対話の可能性を信じるその姿勢は、大人よりも大人らしいと感じるほどだった。


私はこの本を通して、「自分の中にも無意識の偏見があるのではないか」と考えるようになった。たとえば、クラスで外国から来た生徒に「日本語が下手だから仕方ない」と心の中で思ってしまうとき、それは優しさではなく「線を引いている」ことになるのかもしれない。本当の多様性とは、相手を一人の人間として同じ目線で見ることだと気づかされた。


また、物語に出てくる少年のように、私も「ちょっとブルー」な気持ちになることがある。部活動で自分だけがうまくいかないときや、家族や友人と意見が合わないとき。違和感や居場所のなさは、誰もが抱えるものだ。だからこそ、この本は特別な人の物語ではなく、私自身の心にもつながるものだった。


読後、私は「違いがあるからこそ社会は豊かになる」というメッセージを受け取った。みんなが同じ考え、同じ見た目なら安心かもしれないが、それは同時に退屈で、息苦しい世界でもある。少年が示してくれたように、違いを楽しみ、ユーモアで乗り越える姿勢があれば、社会はもっと生きやすい場所になるはずだ。


『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は、単なる海外のエピソードではなく、今の日本や自分自身を映す鏡だった。この本をきっかけに、私は自分の周囲にある小さな「違い」をもっと大切にし、同時に差別に気づいたら声をあげられる人でありたいと思う。




要点まとめ



  • 選んだ本:ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

  • 感想の柱:

    1. 少年が差別に直面しながらもユーモアで向き合う姿に感動

    2. 日本社会にも差別や偏見があると気づかされた

    3. 自分自身の中の無意識の偏見を考えるきっかけになった

    4. 違いを受け入れることが社会を豊かにするという希望を感じた