EDEN -蝉がいない-
朝から網戸に蝉が止まり、我が家のリビングにやたら節だらけの腹部を披露しながら喚きちらしておりました。
さわやかな一日の始まりに見たものが、蝉の腹か。ちっ。
近所の迷惑も考えんと、ほんまにもう。
最近「漫葉集。」出演が増えている蘭丸も、
「やかましいわいこのボケカスアホ!この肉球で痛い目見なわからんようやのぉ…」

…と思ったのかどうかはわかりませんが、とりあえず飛びかかってみました。
もちろん、網戸越しなので捕まえられるわけがありません。
「ジジジッ(バーカ)」と罵声を浴びせられ、あっさり逃げられました。
(※関西人にとって、「バカ」は最強最悪の罵倒です)
♪網戸にーいないー過去にーなったー蝉はーもうつかまえらーれないー
もう今さらー空にー溶けたー蝉をー探しーてーみてーもー…
…あ、ただ今電波の乱れによって変な音声が入ったことをお詫び致します。
おやおや。
今度は、クシュンクシュン言いながらゴシゴシ顔を洗っとるではありませんか。雨でもないのに。
…ははあ。
これはアレやな。
蝉に引っ掛けられたな。
何夏休みの小学生のマネしてんねん、猫の分際で。
もうアンタ、麦わら帽子かぶって虫取り網と虫籠持ちなさい。
BGMは「少年時代」にしたるさかい。
あ。
「朝飯よこせ」言うてオトンにスリスリしとる。
わかっとるで、オトンのパジャマで顔拭いとるんやろ。
あーあ、オトン、目じり下がりきっとるわ。何も知らんと。
ま、知らんほうが幸せなこともあるんやで。
怖い話【墓掃除と地獄の大釜】

ブログネタ:怖い話、教えて!!
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今年からボーナスが全額カットに…
目覚めたら顔じゅうにシミが…
手相見てもろたら「生命線」がチョン切れとって、おまけに「結婚線」が影も形もなくなっとった…
…というのはウソです。
まあ、確かに怖いんですけども。
はい、すいません。
まじめにやります。
今は亡きひいばあちゃんの体験談です。
今を遡ることン十年前…
その年のお盆を迎え、
ご先祖様が気持ちよくこの世に遊びに来れるよう、裏山に墓掃除をしに行きました。
墓石をたわしでこすったり古いお供え物を処分したりしていると、
いきなり足下の地面が崩れ、
助けを呼ぶ間もなく、そのまま引きずりこまれるように落ちてしまいました。
気がつくと、地面にできたちょうど人ひとり分の大きさの穴にはまり込んでいました。
腰をぶつけてしまいましたが、幸い大きな怪我はないようでした。
立ち上がろうとして穴の中で手をつくと、
なにやら堅い感触がありました。
土や石とは違うようです。
何でしょうか、大きくて平べったくてちょっと湿ってて、木の板のような…
それに、穴の下のほうにはボロボロになった白い布の端…
…。
……。
そう、
ついた手で触れたのは、
棺桶と経帷子(死者に着せる着物。幽霊が左右逆に合わせて着てるアレ)でした。
どうやって穴から這い上がったのかはあまり覚えてないそうですが、
とりあえず南無阿弥陀仏を唱えながらお供え用のトマトだのキュウリだのを穴に投げ込み、
後も振り返らずに逃げ帰ってきた…ということでした。
<種明かし>
当時、この地域ではまだ座棺(日本昔ばなしなんかに出てくる「棺桶」状のやつ)&土葬が主流だったそうです。
んで…棺は木でできているので、一定期間土に埋めておくとどうしても腐ってしまいます。
なので、腐った棺の蓋が土の重さで崩れた結果、地獄の釜の蓋が吹きこぼれ…もとい、地面に穴ボコができてしまうというわけです。
よって、
ひいばあちゃんは単に運が悪かっただけです。
まあ、確かに怖いんですけども。

