EDEN -蝉がいない-
朝から網戸に蝉が止まり、我が家のリビングにやたら節だらけの腹部を披露しながら喚きちらしておりました。
さわやかな一日の始まりに見たものが、蝉の腹か。ちっ。
近所の迷惑も考えんと、ほんまにもう。
最近「漫葉集。」出演が増えている蘭丸も、
「やかましいわいこのボケカスアホ!この肉球で痛い目見なわからんようやのぉ…」

…と思ったのかどうかはわかりませんが、とりあえず飛びかかってみました。
もちろん、網戸越しなので捕まえられるわけがありません。
「ジジジッ(バーカ)」と罵声を浴びせられ、あっさり逃げられました。
(※関西人にとって、「バカ」は最強最悪の罵倒です)
♪網戸にーいないー過去にーなったー蝉はーもうつかまえらーれないー
もう今さらー空にー溶けたー蝉をー探しーてーみてーもー…
…あ、ただ今電波の乱れによって変な音声が入ったことをお詫び致します。
おやおや。
今度は、クシュンクシュン言いながらゴシゴシ顔を洗っとるではありませんか。雨でもないのに。
…ははあ。
これはアレやな。
蝉に引っ掛けられたな。
何夏休みの小学生のマネしてんねん、猫の分際で。
もうアンタ、麦わら帽子かぶって虫取り網と虫籠持ちなさい。
BGMは「少年時代」にしたるさかい。
あ。
「朝飯よこせ」言うてオトンにスリスリしとる。
わかっとるで、オトンのパジャマで顔拭いとるんやろ。
あーあ、オトン、目じり下がりきっとるわ。何も知らんと。
ま、知らんほうが幸せなこともあるんやで。
