「意識が現実をつくっている」。

意識は深く幾層にもなっていて、現実をつくる原因を認識できる層は顕在意識。しかし、深い層にある意識は殆どが認識不可能です。だからこそ、自己の内面と向き合い、深いレベルの層との自問自答が必要だと先生はおっしゃいます。

 

誰かに傷つけられたと感じている人に

「人を傷つける人はいません。でも自身は傷つけられます。何故かいえば過去に似たような出来事があったから。良いことも沢山あったけれど、人間は辛いことだけ覚えています。自分自身に問いかけて、過去の傷に気がついて、それを開放しない限り、同じことが繰り返されます」。開放することにより、同じことが起こっても傷つかなくなると先生は仰います。辛いことがあったとしても、それを大切にして、辛い原因は自分の中にあるのだと受け容れ、愛情を持ってその辛さを感じていれば、その縛りから開放されるようです。これもまた、「自身の意識がつくり出している現実」の問題なのです。

 

私達は、見える部分だけで人を判断しがちです。深い所で捉えていないので、本当のこと(真)は判らないのです。見た目の判断、つまり顕在意識だけで人を捉えて判断していると、人の真の姿、人の心意は判らないのです。

一つひとつの出来事を自分の内で深く探り、何が真実なのかを見極めることが大切です。“自分の内をのぞく”つまり自問自答しながら、自分の思考・思いを観察することが大切なのです。

 

「私達はエネルギーで出来ています。肉体ではなく、主役は心であり意識であり魂です。外側だけのことだけやっていたら自分自身が本当に何を求めているのかが判らなくなります。肉体は無くなるので、心を磨いて魂で生きていくのです。魂の霊的な成長をしなければなりません」と先生は締めくくられました。

中森先生、お客様、ありがとうございました。

 

次回の中森じゅあん先生のご出演は来年2月16日の予定です。

 

次週11月24日は宿曜占星術最高師範、竹本光晴先生をお迎えいたします。