令和4年初頭の木曜会は恒例となりました大德寺先生と田村の二人会です。

東京は14年ぶりに大雪警報が発令され、会が始まる頃はまだ雪は降り続いていました。それでも、20数名の参加者があり、田村も感激していました。

 

ご縁が結ばれて30年も経た二人。出会いの頃の話から始まりました。

96歳で亡くなるまで、「もの云わぬ神の言葉」を毎年一冊ずつ書き下ろされた小説家、亡き芹沢光治良先生。このお役目は神様から命を授けられて果す仕事となりました。新潮社より出版され、内容は勿論のこと、優しく美しい装幀をどれ程多くの人々が楽しみにしていたことでしょう。神そして人間をテーマに3冊ずつ、他に大自然の夢、天の調べで全8冊を書き終えられました。

8冊の本に必ず登場したのが若き伊藤青年、神からの役目を担って使命を果たす人生となった大德寺先生です。この本がきっかけとなり、その時すでに鳩居堂で年一回書展を行っていた大德寺先生を田村が訪ね、その後突然に、田村の誕生日にエイトスターを大德寺先生がご来店されて以来ご縁が結ばれ今に至っています。『幸長』-春秋社 という先生の半生が描かれた著書に、先生がになった使命が詳しく描かれています。

 

⇒本日の会はDVDが発売されています。実際の映像をご覧頂くほうが臨場感を感じられると思います。ご希望の方はエイトスターのHPをご覧ください。

 

ここでは、幾つかポイントを記したいと思います。

先生が人々に薦めている陽気暮らし。その心で暮らせば穏和な人生が過ごせるということ。苦難、苦境も「陽」の心で向かえば、必ずや光の世界が開けるという思いを90分みっちりとお話されました。

・寅という言葉を使って演然という言葉があります。意味としては能力です。今年は能力を引き出そうとする年。大自然の働きが皆さんを引き上げてくれる。人間はこの地上で修行をして天に帰る。難行苦行をしている皆さんは木曜会に来ることは薬を貰いに来ている。この教えという薬しか治せない。「虎穴にいらずんば虎子を得ず」という諺は、大切な虎の子を手に入れようとするならば、多少の危険を恐れてはならないとの教えです。

※また「寅」の字は、“万物が演然としてはじめて地上に生ずる”ことを意味し、ここから寅の字ははじまりを意味するとされています。虎には魔よけの意味もあり、全国各地で作られている張子の虎は、そのような願いをこめたものでしょう。

 

・許すことによって自分が無の心になり、そして夢をみる。夢を持つことは大事なこと。

・今は当たり前のことが出来ていません。お互いが敬いあい尊敬しあい高め あうこと。

・日々の生活の中で身近な人にありがとうを言うこと。

・人間はルーツを奪えば滅びる。神様、仏様だけではなく、ご先祖様と真剣に向かい合い、敬い感謝しなければいけない。何故なら私たちのDNAはご先祖様から来ているのだから。今年は先祖様に感謝をする年です。

 

一寸先は闇ではなく一寸先は光です。私は光に向かっているのよと力強く申し上げたら必ず光に向かうことが出来るんです。今年はどんな困難があっても前向きな気持ちを持ってください。

一年のスタートにふさわしい学びの木曜会のスタートでした。皆様も是非心を育てる一年になさって下さい。

 

大德寺先生、お客様、有難うございました。

3月3日の木曜会は先生のコンサートを予定しています。お楽しみに!

 

次週13日の木曜会は中森じゅあん先生をお迎えいたします。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

大德寺先生のCDと本日のDVDを販売しています。

CD 『天音(Ten On)』-税込2500円

DVD『1/6木曜会』-税込2500円