「すべてを清める天音の穏やかな調べ」をお届けしたいと、祈りを込めて創られたCD『天音』。13年ぶり、4作目の発表です。曲目は、歌い継がれてきた名曲のカバー。他に、芹澤文子先生が作曲され、先生が詞を書かれた「アヴェ・マリア」が収録されています。今回の木曜会は新作CD発表のお披露目も兼ねて大德寺昭輝先生のコンサートの会となりました。

 

先生がご出演する新年初頭の木曜会は恒例となっています。‘一年間、「天夢」の会場に神様が宿り、守ってくださいますように…’という鏡開きの意を込めてお迎えしているのですが…、今年は1月7日でした。しかし、突然の出来事が先生に起こり、止む無く会は中止となりました。

その事をずっと気にされていた先生からの申し出をいただき実現したのが、9月9日コンサートの木曜会でした。天夢の会場内の舞台や椅子の配置などご自身自らが監督を務めてくださり、天夢オープン以来、初の素晴らしいレイアウトの舞台や客席となりました。

 

「なにより身近にあのような素晴らしいコンサートが体験できて幸せでした!」と帰り際の皆さんの声。そうです!あのように身近で先生の歌声を体験できるなんて夢のようなお話なのです。目を閉じ少しうつむきながら祈る人、時には優しいリズムにのり身体を揺らす人、時には暖かい涙を流す人、全ての人が心(魂)の故郷、愛に抱かれているかのようでした。先生の音色は人々の魂に語りかけているのです。

歌とお話の素敵な90分の会。参加された方々しか味わえない至福の一時でした。

会場の天夢の入り口に掛けられた『天夢』の二つの額は、オープンの際のお祝いに先生が筆をとられたもの。天は私たち人間にどのような夢を描いているのだろうか?と想像し田村が名付けた会場名、天夢。多くの人々がより幸福に暮らせるよう、天の夢を地上に実現していければと願うばかりです。

先生のプロデュースによる木曜会を来年の春(3月3日)と秋(9月1日)に企画いたしますので、乞うご期待です。

大德寺先生有難うございました。

 

来週9月16日の木曜会は中森じゅあん先生のご出演です。