今週は毎月一回ご出演の中森じゅあん先生でした。

「真実に辿り着く」には「感じること」が第一歩。そして、繰り返し強調されていることが「考えず感じること」です。理解しようとしたり、知識を得ようとしているだけだと、真実は掴めないのです。しかし、頭では理解しているつもりですが、中々実生活で生かす事は難しい。左右される世の中の言動に覆いかぶされて「感じること」がストレートにできないのです。

そこで、日常で起こる問題をどう捉えたらよいか具体的に説いて下さいました。お客様との質疑応答からそのヒントをご紹介します。

 

質問:「職場の上司から馬鹿にされているような呼び方や態度をされるので、自分が嫌な気持ちになって、会社を辞めたくなることがあります」

回答:どんな出来事でも人生におけるすべてがありがたいこと。そう思えないのは私たちの中でこういうのが良くて、こういうのが悪いんだという判断をしているから。それも手放す必要があります。極端に言えば、起こることに深い意味はないんです。その人にとってはそれが良いことのために起こっているのだと受け取らない限り、わからない。常識的に考えると、いじめは良くないよねと被害者をやっている。被害者をやる意識をもったら、加害者作ってしまう。被害者意識を持ってはいけないというのではなくて、既に昔から自分の中にあるのです。馬鹿にされたと思う感情は、ずっと昔から自分の中にあるのです。時間がかかるかもしれませんが、この感情を受け入れて、開放していかなければいけません。これを持っている限り、精神的に成長できない。浮上してきた昔の怒りや悲しみを良いことだと受け取ることにより、成長していきます。

 

怒りや悲しみなどは、知らず知らずに体験した過去の出来事により浮上して出てきたものだから、すべて出てきた感情と向き合い、味わう必要があるようです。そして認める。考えないでただ感じる。ありのままの自分が何を求め、純粋に願っているのか自分に問うことが大切なのです。自分と向き合うことがどのような方法かを、先生の誘導で試みてくださいました。ちょっとビックリ!何かが変化する様子が目の前で展開されました。

 

中森先生、お客様、ありがとうございました。

次週の木曜会は山川紘矢先生をお迎えいたします。祝日の会13時30分開催です。