今週の木曜会は中森じゅあん先生でした。

先生は日常で起こる問題を心の世界でどう捉えたらよいか具体的に説いて下さいます。今回はお客様との質疑応答をご紹介します。

 

「職場の同僚で礼儀が出来ていない人がいます。腹が立って上司に相談して取りあえず状況は改善していったのですが、もともと鬱の傾向がありその事でどうしても苦しくなってしまいます。また何年か経って同じような状況になるのではないかと不安です」との質問。先生の答えは、

「思うということは、そのような現実を創ります。今ここにいると言う事が一番大事です。今ここにいるということは先のことを心配しないことです」。

 

そのお客様を舞台上に呼び、「今ここにいる」を体感するために、次のように誘導されました。

「軽く目を閉じて呼吸をしてください。呼吸をしている…呼吸をしている…と心の中で言ってください。マインドは呼吸をしていると言う所にいっています。次に心臓が動いていることを感じてください。心臓が動いている…心臓が動いている…意識を心臓のほうに移してください。これをやることにより、思考に邪魔されないということです。次に私はバランスがとれている…バランスがとれている…と心の中で唱えてください。今ここにいるということは、バランスがとれているということです。そして私は全身を感じている…全身を感じている…と心の中で言いながら全身を感じてください。全身と共に今ここにいるのだと。最後に今癒されている…癒されていると唱えます」

「誘導されると凄く集中出来ました」と質問者。何かを感じ取ったのか、すっきりしたご様子でした。何処にいても5分位で出来る瞑想です。是非皆様も体験なさってください。

 

「何事も体験が重要。瞑想も体験することによって、何かを感じることが出来ます。過去や未来には生きていないのです。今ここにいる瞬間だけが、命なのです。そのために実践してください」と先生は締めくくられました。

 

中森先生、お客様、ありがとうございました。

次週25日の木曜会は田村の会になります。