10月15日お迎えしたのは、毎月一回ご出演の中森じゅあん先生でした。

回を重ねる度に繰り返し説かれている「考えず感じること」。言葉として頭では理解しているツ・モ・リなのですが、中々実生活で生かす事は難しい事です。

物事や出来事の真実を深いレベルで知るには、この「感じること」が身につかないと魂磨きの階段は上に登れないようです。

身に着いた過去からのデータで目の前の問題を見てしまう、考えてしまう。

瞬時に、コンピューターの計算式のように、その思い・考えは出てきて、心や思いを占領してしまうのです。そんな支配力に捉われず、様々な課題に真新しい心で感じることを常に訓練していきたいものです。

 

恒例となりました質疑応答。ご質問の中から一つご紹介したいと思います。

 

「何年も前から何度もお金の無心をしてくる姉。姉が幸せになって欲しいという気持ちと、すべては姉が招いたことだと思う自分がいる。世間の姉妹のように普通に会話できる関係になりたい」。

先生の回答は

「あなたとお姉さんは偶然姉妹になったのではなく、同じ両親を選んで生まれて来たのです。姉妹の葛藤でどちらかが立ち行かない場合には、依存する形になったり、迷惑をかけるようになります。これは多分、前の時代にあなたがお姉さんに迷惑をかけたから、今度は返したいと思い、今の人生がある。人生では肉体もありリアルに見えているけれど、肉体が無くなり、あちらの世界に行ってこのことは初めて分かります。今の考え方は、「お姉さんと私は別」と分離しています。でも姉妹になったのは偶然ではありません。家族として約束して生まれたのです。あなたに勧めするのは、ありのままに受け入れてほしい。ただお姉さんはそうだと。そこに色々な考えをつけると、‘お姉さんに少しは気付いてほしい’、‘私のことも考えてほしい’という思いが出てきて、相手のせいにしてしまう。あなたが被害者になってしまう。あなたは被害者ではなくて応援者かもしれない。自分に出来る最善のことは何だろうと自分に問いかけてほしい。あなたのお姉さんに対する気持ちをノートに書いて表現してみたら…。でないと苛立ちの気持ちがどんどん溜まっていって、被害者になり加害者になる。今回の人生を後悔することになります。

あなたがお姉さんを変えることは出来ません。」

ということは…、

「自分の欲で相手をコントロールしない。もしも相手を養っていけないなら、その在りのままの自分を伝えればよいということです。

‘私が出来ることは何でしょう’と問いかけて下さい。辛くなった時は被害者をしている。被害者は加害者を作るのです」

 

常識的な判断、世間的な価値観を全部破壊する必要がある。ひとり一人が違うのだから、他と比べることはやめる。生きるという尊さに意識をもっていけば、肉体レベルでも精神レベルでも強くなり、霊的にも成長すると先生はおっしゃいます。ありのままをリラックスして受け入れ、いまこの瞬間にいるということが大切なのです。

 

中森先生、お客様、有難うございました。

次週10月22日の木曜会は山川亜希子先生をお迎えいたします。