コロナによる自粛から解放され6月から再スタートした木曜会。三ヶ月振りに中森じゅあん先生をお迎えいたしました。

 

最初に恒例の質疑応答の中から、一つご紹介します。

「歯が痛くなって歯医者で神経を抜いたのですが、口の中に帯状疱疹が出来て激痛に悩んでいます。病院で薬を貰い、今はなんとか激痛は治りましたが、一体何が起きたのだろう?と考えています」

 

回答は

「身体は歯だけではなく、血液や骨や筋肉も全部私達の意識とは別ではないのですね。歯だけで成り立っていないから、気づきに持っていくために身体は声をあげたんだと思います。こんな痛い思いをして、私は何に気づこうとしているのかな?という見方をした方が良いでしょう。あなたのガイドは、‘スピリチュアルの勉強をしていて知識もあるが、それを噛みしめることはしていない’と言っています。噛みしめるとは味あう、感謝する。知識を自分のものにすること。あなたは結果を求めすぎます。歯に対しても、痛くなって焦る。今やることは歯にもっと気を使ってあげれば良かったと、歯を大切に思い感謝すること。ここは良いけど、ここは駄目と言っていると、身体はそれが希なんだと思う。身体が弱いからとか、どうしてこんな目に遭うのだろうと言っていると身体は『こんな目に遭う』に従うことになります」

 

先生は膝の激痛に悩まされ経験があります。

「手術したくない。これは身体で実験することだ。心で治そう」と決心して、‘ひざこちゃん’と名づけ、ただただごめんなさいと謝り続けているうちに、痛みは消えたのです。心がどのくらい『意識』を向けたのか、それが大事なこと。

腰を痛めた時も同様、‘こしおちゃん’と名づけ、対処療法はせずに意識で解放したそうです。痛みに意識を向けるともっと痛くなり、実際より強まるのがエネルギーの法則だと言います。

 

現在までコロナウィルスで自粛生活を送っていた先生。

「今は危機状態ですね。危機状態は個人的な生活の中でもあります。健康であったり、家族の生き死にであったり、水害、風害、経済的なことや失恋など色々です。危機状態をどう捉えるかが一番の霊的なひとつのチャンスなんです。どうしてかというと、突然私達は被害者にはならないからです」と、コロナのお陰で経験されたある話をされました。

 

被害者を選択している自分…。例えば、信仰を持っているのに、明るく生きているのに、ちゃんとしているのに、何でこんな目に遭わなくてはいけないのだろう? この『何で』という理由を探すよりも、自分にとってどんな意味があるのかな?どんな感じがするのかな、と自分自身を見ることが大事だと導かれました。

 

先生もコロナ騒動のお陰で色々なセミナーが延期になり、気が付けば無収入になっていたそうです。

「家賃がかかるので、事務所を手放そうと思ったのです。手放すのも簡単にはいきません。狭い自宅の中に事務所の物を運ばなくてはいけないから…」。それで初めて自宅の断捨離を始めた先生。

「私は何十年もやらなければいけなかったことのツケが今来ている」と気づかされたとか。やれなかったことではなく、やらなかったことをつきつけられたのです。自粛期間中、家の片付けをしているうちに、大嫌いな片付けが大好きになったそうです。

 

「断捨離を始めたら色んな変化が起こります。ビックリすることが起こるんですよ。普通は起らないことが…。それは自分自身の内側でどう思ったか?感じたか?どう反応したか?そこで色々な感情が出て来くるのですが、魂が成長するために、真実の自分に気づくために、一時的に起こるのです」。

私たちは深い学びのために地球に来ています。困難や思いもよらないことを体験することが必要なのです。自分が気づくべきことは、思考レベル(記憶とか意識とか判断)では分からない。感性を手放し、感じやすくする。魂が体験することによって、真実の自分に気づく、と説かれました。

来月の講義も楽しみです。

 

中森先生、お客様、有難うございました。   

                                                                                      (令和2年6月19日 古谷 記)