今週の木曜会は「魂の演奏家」根本昌明先生でした。
鬱（ウツ）を患い、一切の活動を止めていた先生でしたが、人の前に立たなければ駄目だ！元気出すんだ！という田村の心底の願いで、昨年五月に田村との二人会として復活されました。今ではすっかりお元気になられ、コンサート活動を意欲的にされています。
東京は、前日の小池都知事の外出自粛要請が出たばかりで参加者数は少なかったのですが、先生のリコーダーの演奏は合間にMC（トーク）を入れながらのワンマンショーでした。全曲、同年代（60代）の方々には懐かしい曲ばかり、若き頃の想い出が蘇っていたように思います。
先生に田村が出会ったのは10年前。先生のリコーダーの演奏をショールームで聴いて感動した田村は、父親の為に用意していたダイヤ入りのループタイを先生にプレゼントしたそうです。そのループタイを首にかけてのご登場。
ワイシャツの内にはリコーダーを忍ばせています。
「リコーダーは木製なんですけど、部屋が涼しくて居心地が良いと、笛にとっては居心地が悪いんです。音がキーキー鳴っちゃうんです」とリコーダーを温めていらっしゃいました。
公立中学校の英語教師だった先生ですが、後にオーケストラの指揮者、そしてリコーダー奏者となり現在に至っています。
「音楽はエネルギーです。いくら上手いと言われている有名な演奏家でも会場で寒くなることがあるんです。有名な演奏家でなくても、会場で暖かくなり帰りには上着を脱いで、飛び跳ねて帰ることもあるんです」と先生。
オープンングのグノー作曲「アヴェ・マリア」からクロージングのバッハ作曲「管弦楽組曲第三番アリア」まで16曲を演奏。「サウンド・オブ・ミュージック」や「いい日旅立ち」、「長持唄」など、ポピュラーソングから民謡、クラッシックまで様々なジャンルの曲を、ほとんど独学で学んだというリコーダーで演奏して下さり、天夢会場内にはリコーダーの美しい音色で満たされました。
「私のテーマは人の和による平和です。まず日本人一人ひとりが地球と大地に感謝しましよう。その後感謝のエネルギーが世界中に行った時に、平和の第一歩になると思います」と先生はおっしゃいます。
「音楽で世界平和を」という活動を、奥様とご一緒になさっています。
暖かく優しいエネルギーが流れた会となりました。
根本先生、お客様、有難うございました。
（令和2年3月28日 古谷 記）
根本先生の演奏会が天夢で開催されます。
リコーダー ＆ チェロ デュオ演奏会
演奏者： リコーダー：根本昌明 チェロ：福村忠雄
会場 ： エイトスター・ダイヤモンド スペース天夢
（ＪＲ中央線・総武線 「四ツ谷駅」四谷口/赤坂口より徒歩5分
地下鉄丸ノ内線/南北線「四ツ谷駅」3 番出口より徒歩5分）
日時 ： 5 月10 日（日）14：00 開演（13：30 開場）
会費 ： 2,500 円（前売り2,000 円）
申し込み・問合せ先：レーベンバッハ音楽企画
Tel：080-5377-3303 Fax：046-257-3347
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