今週の木曜会は岡井浄幸先生と田村の二人会、対談形式で進んで行きました。
『脳は顔をつくり、顔は性格をつくる。そして性格は運をつくる』という脳科学をベースに観相学（人相学）を確立された藤木相元先生は、嘉祥流観相学会導主。藤木先生には木曜会に何回もご出演いただきましたが、多方面にわたり王道を歩いてこられた先生のお話は多岐にわたり、またユ－モラスで大人気でした。
2014年先生が亡くなられた後、後継者となった浄幸先生。その名は高野山真言宗にて在家得度した際につけられたものです。藤木先生が亡くなられた直後、急遽亡き先生の代役としてTV番組『SMAP×SMAP』にご出演、SMAPの鑑定をしたのをきっかけに、マスコミから引っ張りだこになりました。
今年6月には、観相学を個人的に学んでいた春風亭小朝さんとの対談が『婦人公論』に掲載され、人相を観まくる目まぐるしい日々の連続。そんな中、木曜会にご出演いただきました。
藤木先生を偲び、思い出話から対談が始まりました。
田村：藤木先生は5年前に亡くなられたんですよね。どうして亡くなったんでしだっけ？
先生：私は7年間秘書として先生にお仕えしていたんですけど、お会いした時から肺気腫とか心不全とか長年の糖尿病も患っていました。‘身体はボロボロなので、気力で生きています’とおっしゃられていました。でも仕事は一回も穴をあけたことがない凄い人でした。
田村：思い出すとちょっと悲しいね。
（田村は藤木先生が入院されていると聞き、二回ほどお見舞いに行きました。その後間もなく亡くなられたのです。）
人生は運が支配し、運が顔を支配し、顔は脳を支配している。頭で考えていることは顔つきにはっきりと現れ出るそうです。
会場のお客様の顔を鑑定しながら、各パーツについてお話くださいました。
『鼻』はこの季節、寒い空気を人肌に温めて身体に取り込む所なので、肉付きが良い方が健康に良い。また山根（鼻の付け根）が広く鼻がまっすぐ通っていることが大切です。鼻がまっすぐな人は素直な人ですが、曲がっている人は性格がゆがんだ人が多いんです。また鼻頭が大きいと金運が良く、小鼻の肉付きが良いと入って来たものをしっかり貯めていける。鼻頭が大きくて、小鼻の肉付きが良く、耳たぶが大きいと金運に恵まれるそうです。『耳たぶ』は人格。大きい人は人格者のようです。
鼻とか耳は物理的に治せるので、揉んでいくと大きくなる。そこで、何のために揉んでいるかを脳に伝えることが重要になります。‘健康になりたい’と脳に言い聞かせながら鼻を揉むことが大切です。
人間の身体は脳が支配していて、自律神経を通してコントロールしています。考え方が顔に出る。ということは、悩みがあったら顔が暗くなり、ラッキーと思ったら顔が明るくなる。そこで、例えば女性がこういう風になりたいと思ってメイクをすれば、脳が自分を変えてくれというのです。まさに、脳が顔をコントロールしているのです。
先生：社長の鼻は全体的に肉が付いていて、長生きなさるし、お元気だと思います。
田村：え！ 僕が？ 嬉しいな。僕は喘息で長生き出来ないと思っていたから…。
先生：眉を拝見すると、眉頭から眉尻に向かって後ろが下がる位長くなっています。
しかも太いので、晩年に向かって力を蓄えていっているのが見えます。目標の120歳まで生きるかも…。（ますます田村は大喜びです！）
『眉』は寿命の長さを表す。額には脳の前頭葉が見えている。
そこに眉はくっついているので、脳に直接指令がいくのだとか。また、眉は遺伝や本能、性格を表します。
上皇后様は細い眉、浅田真央さんは太い眉、どちらも形が丸い眉で、地蔵眉と言われ、この形の眉は人の為に尽くす方で、人徳を得るそうです。真っ直ぐな眉は一文字眉と言って、何かこうしようと思ったら、それを貫いていく、男性に多い形。
眉毛は気持ちも表わし、トランプ大統領のように上に逆立っている人は、何にでも抵抗していこうという気持ちの表れ。反対に下に下がっている人は、自分を捨てて世のため人のために生きますという気持ちの表れだそうです。
眉を変えるだけで運命が変えられますから、なりたい自分を脳に言い聞かせながら眉を描いていれば顔の八割は変わるとか。
骨格に合わせて眉カットするサロンがありますが、見た目だけにこだわりカットされてしますので、そこで自分の運命を変えられてしまいます。要注意ですね！
眉毛を抜くのは、脳に、もういらないと言っているのと同じなので、止めた方が良いとのことです。
『口』が大きいと食べ物も沢山とりいれるし、言葉も沢山出ます。口が大きい人は主張も大きいので、小さな口の人は負けてしまう。
最後に先生は次のように締め括りました。
「脳疲労は色々な病気を起こすので、悩みは一日一日解決して、悩みを持たないことが大事です。脳と顔は直結しているので、脳にストレスをかけないこと。魅力のある輝く顔をつくるのが一番大切なことです」
納得ですね！
岡井先生、お客様、有難うございました。
（令和元年 11月23日 古谷 記）