今週の木曜会の講師は毎月1回ご出演下さっている中森じゅあん先生でした。

 

冒頭、心の師と仰ぐ(おう)麗華(れいか)先生の写真を持って田村が登場。

「退院するときに三ヶ月後には元に戻ってます、と言われましたがその通り、普通に歩ける様になりました。ご心配おかけました。もうこれで僕は120歳まで生きます!」と力強く宣言しました。

「120歳は魂を完成させるために神様が決めた年数だからです。私の最初の見えない世界の先生は王先生です」と王先生の写真を公開しました。

 

田村はシャーリー・マクレーンの本『アウト・オン・ア・リム』との出会いによって見えない世界が突然開け、橋幸夫さんの元奥様の凡子(なみこ)さんが書かれた本『大霊界IQ 210』この本は王先生についてが書かれており、初めて王先生にお会いした時は、その美しさと神々しさに心の口が開きっぱなしでした。ところが王先生は、せっかく見えない世界に目覚めた田村に、そっち系のお話は一切なく、いつも1時間でも2時間でも、映画の話ばかりなさるので、ある時、

「どうして映画のお話ばかりなさるんですか?」と尋ねると、

「映画位、心の勉強になるものはありません。自分で経験しなくても、俳優さんが演じていることから、心の勉強になるからです」と答えられました。

「何故この話をしたかというと、中森先生は毎月心の世界の話をするからです。

心の勉強の話をずっとして下さっている。心を鍛錬するには先生の話を聞くしかない。今日も沢山のことを得て帰って下さい」と先生を紹介しました。

 

季刊誌で予告していた今回のテーマは、様々な問題、悩み、解決したいこと、などなどをその問題と向き合い、根っこを見つけて、普遍的な気づきが得られるように直観に従って、オープンスタイルでワークをしましょう、というもの。そこで、質疑応答を主とした会となりました。

いくつかのご質問の中から、お一人の方の質問を取り上げて、先生のお話をご紹介したいと思います。

先生のお答えは質問された方だけに当てはまるというものではなく、多くの方に共通する心磨きについてお話されていると思いました。

(問)職場の役職と仕事を外されて他店へ行かされることになった。仕事を教えた後輩はそのまま職場に残ることになる。一年はそこに行くしかないが、元に戻れるようにするにはどうしたら良いか?

 

(答)あなたは仕事が変わったのを『仕事を外されて』と判断した。また『行かされる』『行くしかない』と解釈した。ここに問題がある。被害者として物事を見つめていくと、どんどんそちらに向かって行く。

1.   まずは事実だけを見る。事実だけをありのまま受け入れる。良い悪いではないのです。

    「私は会社の命令で部署が変わることになりました。一年は新しい部署に行くことになっています」ここまでは事実。

     それに対する感情をまずは脇に置く。

2.   「あなたはどうしたいのか?」これはあなたしか決められない。

     「前の部署に戻りたい」

3.   「あなたが自分で出来る事はなんですか?」と自分に問う。答えはすぐに出なくても良い。常に自分に問いかけてみる。

     「仕事を教えた後輩はそのまま職場に残るのに……」と辛い部分が自分の中にあったんだなと見つめてあげる。

4.   「それは本当?」と自分に聴いてみる。他人の判断や解釈に惑わされずに、自分の中の中心に聴いてみる。

      事実はすぐには変えられないが、判断や解釈は変えることが出来る。物の見方や解釈は自由なんです。

 

新しい部署で『一生懸命働こう』という気持ちでいない限り、つまり、『働くしかない』という気持ちで過ごしていては「前の部署に戻りたい」という希望は叶えられない。いやいや働いているとあなたのエネルギーが職場では貢献しない。

喜びを見つける。経験を楽しむ。自分自身で『仕事を外されて』『行かされる』『行くしかない』と解釈したのはあなたが自分を尊重していないから。職場をクビにならなくて良かったと考えることも出来るでしょう。

 

感謝することによりエネルギーが変わる。本当のあなたはあなたをいじめようとは思っていない。これらはあなたの魂が成長したいと望んでいるから。

「問いかけると答えは来ます!」と先生はおっしゃいます。

 

最後に先生は

「現実の世界で心の成長や意識の進化を勉強出来てなければ、スピリチュアルの勉強をしていても身に付きません。現実をしっかり生きることが大切です」と語られました。

 

中森先生、お客様、有難うございました。

                                         (平成31年4月27日 古谷 記)