前回までに エイトスター7つの不思議を4つご紹介しました。
その4で紹介しました、磨き上げたエイトスターを西村公朝先生に納めた後日の5つ目のお話です……。

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もっと驚くことが起こったのは、比叡山に納める前夜のことであった。再び西村先生からの突然の電話である。

「田村さん、奇跡が起こったのです。あの仏像に、入れた覚えのない手相が現れてしまいまして……」

その仏像に奇跡が起こった。
深く、大きい手相が現れたのである。
太陽線と言って、何事も自らの手で成し遂げていくと言われるものであった。

長さ10センチあまり、深さ数ミリ。
丁寧な工程を考えれば、木に割れ目がつくはずがない。一歩譲って割れ目がついたとしても、薄くのばして張りつけられた金箔が、きれいにのびるわけがない。

しかしその手相は、あたかも初めからそう造られたかのように完璧な線としてできあがっていたという。




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エイトスター7つの不思議をホームページでもご紹介していますのでぜひご覧下さい。