2日目の今回はトリ前にステージに立ったが、本来の八王子魂の誰もがトリをとるべきと思うであろうファンキーモンキーベイビーズ。
2か月位前に、芸能界の大先輩の木梨さんがステージに立つのに自分たちがトリではイケないと、トリ前に変更した経緯があったのだ。
ファンモンのステージが始まると、私も正面の2階席の妻の隣の席に行き、彼らのステージを観ながら感慨深い感傷に浸っていた。
『やっと実現できた!』
彼らとは、彼らがデビューをした頃からのお付き合いがあった。
モン吉さんのお父様が私にとっていつもお世話になっている八王子の経済界の先輩である事と私の亡くなった母がお父様と『はとこ』と云う事もあり、デビュー当時からご縁を頂いてきた。
ファンキー加藤さんが、
『八王子フェスをやりたい!』
といつも言っていた中で、8月2日が八王子の日と云うことで10年位前に冨士森の市民球場で今回のフェスの小規模版を考えて北島三郎さんの事務所とファンモンさんの事務所と相談してギリギリまで調整したが実現できなかったこともあったのだ。
この八王子魂でこの光景が観れるなんて!
と思っていたところ、『あとひとつ』が始まった。
当時の朝の日本テレビの羽鳥慎吾さんと西尾由佳理さんが司会をしていた『ズームイン!!SUPER』の中で東日本大震災が起きた後に、『あとひとつ』を泣きながら熱唱したファンモン。
それ以来、私の中では東日本大震災と『あとひとつ』はリンクするものになった。
上記の経緯で、東日本大震災の彼らの呼びかけで始まったファンモン募金に協力した事や陸前高田市に2回ほど瓦礫の撤去のボランティアに八王子の仲間と行った時にバスの中で掛けていた。
そんな経緯があったせいか、この曲を二人が歌っているのを観ていると何故か自然に涙が溢れ出して止まらなくなってしまった。
それに気づいた妻が背中を擦ってくれだしたが、恥ずかしいので涙を止めたいのに涙が余計に流れ出て止まらなくなってしまった。
イベント終了後に後ろの席に座っていたKICK THE CAN CREWのLITTLEさんやフラチナリズムのモリナオフミさんにもその光景を見られていたのを知り、恥ずかしかったのだ(汗)。
二人のステージが終わり楽屋に向かうと、ファンモンの事務所の社長さんとマネージャーさん達とエレベーターが一緒になった。
昨年の今頃にファンモンの事務所の社長さんとは、お食事をさせていただいて今回のフェスの相談をさせていただいていた経緯もあり、
『あとひとつで涙が止まらなくなりました!』
と伝えると、
『本当に! 嬉しいです。素晴らしいフェスでした。』
と社長から言っていただけた。
なにか報われた気持ちになった瞬間だった。
その後、ステージを終えた二人と偶然あった。
『あとひとつで涙が止まらなくなったよ!』
『本当ですか!ありがとうございます!』
と二人と握手をした。
この八王子魂をやって本当に良かったとつくづく思ったのだ。
二人と打上で撮った写真をご紹介します!
つづく