(上記の写真は、東日本大震災の後に香港でジャッキーチェーンが開いて下さったチャリティコンサートの時のものだ。)
私は、この『私にとって大切な言葉』の中で書いたが、そんなに偉そうな事を言える人間ではない。
『人に対して誠実に対応する』
ということを家族にも従業員にも出来ていない、と云うことを昨日も書いたが、今でも私は理不尽だと思う対応されたり、価値観が違うと思った時に、瞬間的に怒りの表現を出してしまう。
まだまだ心のコントロールの点では、勉強中だ。
昨日もコンビニで返事をしない店員さんに怒りのモードを出してしまった。
この仕事してる中で、最低限の挨拶や言葉は必要でしょ!って瞬間に思ってしまう。
予想外の対応をされるとそういう風に目には目をと喧嘩買うモードになるのが、まだまだ人間が幼稚な証拠だ。
そんな時は少し経ってから反省をするが、死ぬまで努力をしなければならない感じだ。
そんな時は、神様のご褒美の事などを思い出すようにしている。
なので、自分への戒めとして下記の出来事を書いてみます。
ジャッキーチェンの件では、下記のような事もあったのだ。
東日本大震災の後の数週間後に香港に行った時のお話。
ルイスと香港島のセントラルで食事をしている時にルイスが、
『ここの側の公園でこれからジャッキーが日本の地震の為にチャリティコンサートを開くらしい。ここの側だから行く?』
と携帯を見て言った。
そこの会場は、日本でいう日比谷の野音みたいなところで、歩いてすぐだったこともあったので、食事の後にその会場に向かった。
そこには、すでに数万人の人が集まっていた。
入場料として500円くらいを払うとアームバンドとロウソクをもらえて、ロウソクは所定の場所に火を灯して、亡くなった方への弔いとして置く形となっていた。
それは、それは厳かな景色で、それを見た時に僭越だが、
『日本人を代表として、この景色をちゃんと目に収めておこう。ジャッキーチェーンさんにはもちろん、本当に香港の人に感謝だ!』
と手を合わせてロウソクを置いた。
今思えば、その景色を写真に撮っておけば良かったが頭が回らなかった。
香港の有名なアーティストや日本からもAKB48の数人が来ているとの情報もルイスから聞いた。
その際に、今回の入場料だけでなく、ジャッキーチェーンさんが私財からも日本の震災に対して、とてもたくさんの金額の寄付を合わせてして下さるとの話も聞いた。
感動をしながら数人の舞台を見ていた。
香港の人気俳優兼歌手で張学友(ジャッキーチューン)と云うアーティストを私もCDを買っていて知っていたが、その張学友もステージに上がった。
『張学友もこのステージに出てくれたんだ!凄いね!このメンバーを集めてくれたジャッキーチェーンさんには、本当に感謝してもしきれないね!でももう、これを観たら帰ろう!』
と張学友のステージが終わったところで、会場を後にしようとした。
すると、会場の出口のところで、旧知のジャッキーのスタッフが会場整理をしていた。
この頃は、ジャッキーも拠点を中国大陸に移していて、香港のスタッフのほとんどは、もう居なくなっていたが、今回のチャリティーコンサートの手伝いで声が掛かっていたようだ。
すると、ルイスと私に気が付いたそのスタッフが、
『大兄(たいこう)に挨拶したの?』
と声を掛けながら近寄ってきてくれた。
※(大兄(たいこう):ジャッキーチェーンのスタッフは、ジャッキーの事を読んで字のごとく大きい兄貴の意味でそう呼んだ。)
『自分たちで勝手に来ただけだから、もちろん挨拶なんて出来ていないし、パスもないから!』
とルイスが答えると、
『そうなんだ、わかった!一緒についてきて!』
『忙しいから良いよ!迷惑だろうから!』
と遠慮している私達を無視して誘導をしてくれて、2分後には、舞台袖に案内されていた。
そこには、ジャッキーチェーンさんがいらっしゃってご挨拶をさせていただいた。
その時の写真が上記で紹介したものだ。
『うわ~っ!こんな事もあるんだ!これも神様のご褒美だ!』
と感じた。
こんな奇跡的にもジャッキーさんに挨拶が出来るという環境をいただいているのに!と昨日のコンビニの件を改めて反省をしている私なのだ。
つづく