富士山を見た時、

 

『あっ、富士山!』

 

と思わず言っている自分がいる。

 

私の住んでいる八王子は、比較的に富士山を見れる地域と思う。

 

子供の頃、確か小学校に上がる前の5歳~6歳の頃、住んでいた八幡町でも、庭で遊んでいた私に、となりの御婆さんが、洗濯物を干していたベランダからわざわざ声を掛けてくださって、隣の家のベランダから見えた富士山を見た記憶がある。

 

その時に見た富士山が今でも私の心には、とても印象深く残っている。

 

その後、富士山の見える方向に、イモンボールと云うボーリング場やマンションが建ってしまって八幡町からの自宅周辺からは、富士山を見ることはできなくなった。

 

八王子には、富士見町と云う地名の町があるが、正に富士山が見えるような高台の地域だ。

 

今は、それでも町内全部からは、2階建ての家が多いので、昔ほど富士山を見ることが、出来なくなっているのだと思う。

 

今私が住んでいる暁町の家は、お陰様で天気さえ良ければ、上記のように富士山を見る事ができる。

 

本当にありがたいのだ。

 

富士山を見る度に、日本人として、感謝の気持ちが湧いてくる。

 

そして、子供の頃に隣の御婆さんが、ベランダから富士山を私に見せようとして下さった気持ちを想像し、その優しさに感謝の気持ちを感じているのだ。