弊社では、現在75の団体のボランティアの会に所属している。

 

15名の幹部役員を中心とする従業員がその75の団体を割振り担当を決めて、参加をさせていただいている。

 

私も先日まで、八王子商工会議所の常議員や八王子法人会の理事、ロータリークラブなど、25のボランティア団体に参加をさせていただいていた。

 

八王子商工会議所の議員は、20年を超えて、法人会の理事は10年を超えて役員をさせていただいてきた。

 

八王子商工会議所は、その前の部会を含めると30年位参加をさせていただいてきた。

 

私も55歳になり、弊社の門倉社長や梅田専務を初めとするメンバーも50歳、44歳となり、後継者として私以上の活躍をしてくれている状況、そして、二人以外の従業員も積極的にボランティアに参加をして、活躍をしてくれだしている。


そんな状態を考えた時に、いつまでも私が各種団体に所属している事で、弊社のこれからの世代の人のチャンスを奪ってしまうと常日頃から思っていた事もあり、ここで、八王子商工会議所の常議員や八王子法人会理事、ロータリークラブ、八王子まつり広報委員、八王子学園都市推進会議理事、赤い羽根共同募金・歳末助け合い募金配分検討委員会、ファッション都市推進会議委員・クリエイション部会座長、八王子観光協会、八王子警察懇話会、八王子消防懇話会などの許される団体の役職・会員を退任させていただくことにし、弊社の新しいメンバーで対応をさせていただく事にさせていただいた。

 

本当にこの所属をしていた様々なボランティアの団体では、勉強をさせていただいた。

 

私のような貧乏育ちで、親の力もない人間にとっては、偉い方々はもちろん、優秀な方々と出会えることが出来て、本当にありがたかった。

 

昭和63年に2DKのマンションの1室で創業した弊社の事は、海のものとも山のものとも知られていない会社で、23歳の若造が社長を務める信用も何もない会社だった。

 

当時は、社長と営業の名刺とを使い分けて仕事をしていたくらいだ。

 

仲間から集めた資本金850万円は、数か月後には、貯金通帳に12万円しかないような状態で、何カ月も自分の給料は取れないような何もない会社だった。

 

そんな中で、ボランティア団体に参加をし、その団体の目的の為に、一生懸命に自分の出来る事をやって行くことを積み重ねていくうちに、大先輩や仲間から信頼を得て、仕事をいただけるようになった。

 

ボランティアの会は、皆、給料やお金をもらっている訳ではないので、みんな参加をしているメンバーを観察し、責任感がある人といい加減な人とを無意識に区別をしている。

 

責任感がある人を無意識に信頼・信用するものだ。

 

『仕事の場合は、お金をいただいているのだから、責任もってやるのは当たり前!ボランティアという無償でも責任感持って行動している人ならば仕事をお願いしても絶対に責任を持って最後まで対応してくれる!』

 

と人は、無意識に思っているものだ。

 

また、その逆もある訳だ。

 

町会・PTAの活動も同じだと思う。

 

みんなが忙しい中で、責任感で担当の任務をこなしている訳で、言葉には出さないが、いい加減な人を良く思わないと云う事があると思うが、全てのボランティアがそういうものだと思う。

 

会に所属をしているのに、担当があるのに、直接的に

 

『仕事にならない』

 

から、といい加減な活動をする人は、他の会員から結果、信頼・信用を失っている。

 

でも、年月は掛かるが、責任感を持って活動をしている人は、お金で買えない信頼・信用を得るようになり、いつしか仕事にも繋がっていくのが、ボランティアの活動だったと今は振り返ってそう思う。

 

本当にありがたい出会いをたくさんいただいた。

 

感謝!感謝!

 

小さな成功と小さな失敗を重ねていくうちに、小さな成功が失敗を上回り右肩あがりの人生を過ごせてたのは、全て人との出会いだった。

 

このような出会いをさせていただいた全ての方に感謝申し上げます!

 

皆さま、本当に、ありがとうございました。