私たちの頃、暴走族を卒業する時期は19才終わるまでいわゆる大学にいっているとするならば大学1年生いっぱいということになっていた。もちろん本当に大学にいっている奴なんていないけれど。

代々決められ続けてきたしきたりで20才になる年の前で卒業だった。先輩達が自分達で考えた大人になるケジメだったのか。そういう私も当然にこの時期に暴走族を卒業した。

約4、5年にわたってやれ誰々がやられた仕返しだとか。逆にうちグループがしかけたケンカの仕返しに市民会館に襲撃をうけたり、自宅のガラス割られたり、集会でハ゜トカーに追われ、1台で走っていても改造車のために同じように交通機動隊の白バイと追いかけっこ。

毎日が何かにピリピリし尖って過ごしていた生活にピリオドをうった。今でも覚えているけれど暴走族を卒業したばかりで改造していない車に乗っていてパトカーに出会うと何もしていないのにドキドキしたり、戦いのない普通の生活がこんなにも穏やかなものだったことに改めて驚いたこと。

こんな経験が今会社でおこる様々な事柄にも慌てることなく対処できる精神力を培う元になったように感じる。