そうだ。
そうだった。
星夜は、小1の時ぐらいに私の家に遊びに来たことがある。
たしか、お母さん同士が仲がいいらしくて。
「俺の事思い出した?」
星夜は私の顔を覗き込む。
「ちょっ。やめてよ!」
間近で男の人の顔を見たことがない私にとっては、ものすごく恥ずかしかった。
「なー。歩南ぁーっ。」
ドキッ。
「そっ、そんなに近づかないでよ!ってか、どうして呼び捨て?!」
「えーやろ?昔遊んでんから!やから、星夜って呼んでや?」
だ…だめだ。
そんなに近づかれたら………。
「…………………うん。」
こう言うしかないでしょ?!
「んでさぁー。たぶん、俺の新しい家、歩南んちとめっちゃ近いとおもんねん!だから、一緒に帰ろ!」
