伊東恵深氏による
講師の伊東先生と、お話をさせて頂く機会があったんだけど。
「何が分からないですか」と
それはそれは優しい笑顔で聞いてくださった。
嬉しかったけど、正直…。
「分からないコトが分からない」状態なんだよね~
格好をつけても仕方がナイから、正直に伝えたよ。
10年近くの海外生活の後、じゃぽんに帰って来て1年半。
寺に生まれ育ったとは言え、まったく、教えを無視し続けていた生活。
それが、不思議なご縁で、その無視し続けていた教えに、絡めとられてしまったキブンの今。
そんな状態なので、今は、ただ、頂く(聞く)だけ。
良いも、悪いも、分かるも、分からないもなく。ただ、頂く(聞く)。
すると…。
「聞薫習」(もんくんじゅう)という、仏教の言葉を教えてくださった。
なんでも、薫製の料理を作る時のように
分かる、分からないは別にして、あるいは
自分の分別(良いとか、悪いという判断)は横に置いて…。
ただひたすら聞法を続けていくことを通して
仏法の香り(薫り・教え)が身に染みてくるコトを、「聞薫習」と言うらしい。
ほ~
知らない内に、ワタシは燻製になろうとしていたのか。
で・も・ね。
コレって、仏法だけじゃナイよね。
どんなコトでも、自分の分別をちょっと横に置いて聞くと
同じコトでも、全く違うようにワタシに届く。
結局…。
自分の聞きたいように、聞き。
自分の思いたいように、思い。
自分のしたいように、判断し。
それで、喜んだり、悲しんだり、怒ったり…。
そんな1人芝居なワタシたち
分かっちゃいるけど
ナカナカ自分の分別は手放せない。
分かっちゃいるけど
カンタンには燻製にはなれないんだよね~
Have a nice day !!
素敵な1日を!