士は己を知る者の為に死し
女は己を説ぶ者の為に容る


これは、「史記」にある有名なコトバ。

殿方は、自分を理解してくれる人の為に働き。
女子は、自分を大事にしてくれる人の為にキレイにする。


この世の極楽。

こんな、イチジク畑の中も進みました ニコ
お盆のお参り。


この世の極楽。

おいしそうだね ぺこ

日程の都合で
全てのご門徒さんのお宅には
行けなかったけど。

多くのお宅にお伺いをして
多くの方と、お遇いできた ニコ

玄関入った瞬間、ワタシの顔を見ると
「よく帰って来てくれたね!」と
ハダシで降りて来て、手を握ってくれた方。

「帰って来てくれてありがとう」と
目をウルウルさせながら、何度も言ってくださった方。

ご門徒さんだけど、お参りにお伺いしてなかったお宅から
「英月さん、お盆のお参り来てくれるでしょ?」と
ご連絡をいただいたり…。

めっちゃ嬉しかったです ラブラブ
こんなにも、温かなキモチに包まれているんだと。

で。

思い出したんだ。
じゃぽんに帰ると、決めた理由のひとつを。

それは、ご門徒さん。
ご門徒さんの為に、帰ろうと思ったんだ。
「の為」って言ったら、ちょっと語弊があるけど…。

思ったんだ。
寺は、何をご門徒さんに約束しているか?
それは、「続けていく」と言うコトかも知れないって。

次の代に続けていきますよ。
あなたが生きた証を、あなたの人生を
あなたのご家族に、子孫に、伝えていきますよ。
守って、続けていきますよ。

そう言う存在があると、安心して、精一杯
今を生きるコトが出来るのかも知れない 好

で、ハナシを戻して…。

それを続けて行く人間が、寺の都合でいなくなった。
だったら、寺族の一員であるワタシが続けるのが
スジってもんだろ。と、思ったワケよ。

ぶっちゃけ。
ご門徒さんに、恩義があるワケでもナイけどね にへ

何度も言うけど、めっちゃ小さい寺だし。
英月父母も働いて、そのお金で寺をなんとか維持して来た。
どちらかと言うと、趣味が寺、って感じ てへ

お寺仲間で話してると
「ご門徒さんが袈裟を買ってくれた」とか
イロイロ聞いて、その度にびっくりしてるんだけど あせる

ご門徒さんに金銭的なコトをお願いするコトは
英月父母が働いてくれていたお陰で、なかった。
だから、やらしいハナシ
ご門徒さんに、金銭的に恩義があるワケじゃない。

でも!
そうじゃナイんだよな~。
恩義がアルとか、ナイとかを超えたもの。

江戸時代の寺請制度か。
ハタマタ、「このお寺好きだから、門徒になる!」と
新しくご門徒になってくださる方もいるんだけど。
不思議なご縁で、寺と門徒として出遇わせて頂いた。

この出遇いは…。

ご先祖さまから、仏さまからの、ギフト キラキラ

「続けていく」のが寺の役目なら
それを寺族として、させて頂こう。

寺に生まれ育ち
今まで、いのちを頂いて来た。
好き勝手に、やって来た。
ほんと、めっちゃ、好き勝手に生きて来た てへ

これから先は、御恩を返そう。
頂いた、ご縁に対する、御恩。


だから…。

って、思えたんだ。

でも。

今回、お盆のお参りでご門徒さんとお遇いして。
みなさんの、あったかいキモチに触れて。

「己を知る者の為に死し」ってコトバを
思い出しちゃったワケよ。

殿方じゃないけど にへ



Have a nice day !!
素敵な1日を! 音譜