以前読んで面白かった『史上最強の哲学』『史上最強の哲学 東洋の哲人たち』を書いた著者の本。
タイトルは『…、あと数学』とかになっているが、内容は全部数学の本。
と言っても数式はあまり登場しない。
数学に魅せられた者たちの、命を懸けた葛藤が描かれる。
数学の長年の謎とされてきた「フェルマーの最終定理」。
フェルマーが死んでから330年後の1995年にアンドレ・ワイルズによって証明された。
そこにたどり着くまで、敢え無く散っていった多くの数学者たちの長い涙の歴史を飲茶らしくドラマチックに描く。
ワイルズが証明できたのも、本人の努力はもちろんであるが、過去の多くの数学者のアイデアがあってこそである。その中に「谷山=志村予想」という日本人が考えたものもあり、誇らしい。
決闘で亡くなったガロアなんかは、決闘の前夜まで数学のアイデアを書き綴っていたそうだ。
