正しいことをしてきて、有名大学に入学するが、自分よりできるやつ奴がゴマンとおり、1回目の挫折。
社会に出ても何が正解かわからず、2回目の挫折。
1話~4話まであり、主人公は異なるが、全ての話に共通して登場するのが沼田という人物。
沼田は斜に構え、批判ばかり言うので孤独であるが、その発言は的を得ており、それなりの実績をあげる。
しかし沼田は
<僕は給料さえ貰えていれば、何をするかとかも正直どうでもいいんですよね。圧倒的成長にも、自己実現にも興味ないですし>
という奴だ。
そんな沼田を見ながら、彼のような心情になれないし、本当に正しいと思えることをして認められたいのであるが、どうしていいかわからず立ち尽くす主人公たち。
Z世代のリアルを描いた小説として直木賞候補にもなった。
足元のぐらぐら感があり、朝井リョウよりわかりやすいかな。
