SHOGUN -将軍- | 映画を観よう

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古くても、新しくても、映画はイイよね!

素敵な映画に出会えた時の気持ちを、誰かと共有したいな♪


2023年 アメリカ

【原作】ジェームズ・クラヴェル

【監督】フレッド・トーイ

【脚本】ジャスティン・マークス、レイチェル・コンドウ

【出演】真田広之、アンナ・サワイ、コスモ・ジャーヴィス、浅野忠信、金井浩人、平岳大、穂志もえか、阿部進之介、西岡徳馬、竹嶋康成、倉悠貴、二階堂ふみ、洞口依子、ネスター・カーボネル、トミー・バストウ、セン・マーズ、向里祐香、奥野瑛太

【あらすじ】国は日の本。長らく続いた戦乱の世に終止符を打ち、天下を統一した太閤が崩御。しかし、側室・落葉の方との間にできた世継ぎの八重千代がまだ幼い。次の将軍争いの戦いが始まらぬよう、そして幼い我が子を守るため、太閤は5人の有力大名を「五大老」に任命し、八重千代が元服して新しい統治者となるまで、合議制で政治を行うように取り決めた。「五大老」それぞれの領地で権勢をふるいながら、日本を割ることなく平和を維持していたが、太閤亡き後の1600年。ついに五大老の中での確執が表面化。筆頭格である石堂和成と杉山・木山・大野ら他の五大老は一致団結し、関東領主である吉井虎永の権勢を奪わんと大坂城に呼び出した。孤立無縁となった虎永は、敵の包囲網が迫る中、石堂らと対峙することを決意する。そんな中、1人の蛮人が伊豆に漂着。後に按針と名乗ることになる蛮人と虎永の出会いは静かに歴史を動かすことになるのだった。【Disney+で視聴】



まずはエミー賞の作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞。他にも脚本賞や衣装デザインなど…合計18部門の賞を受賞。おめでとうございます❣️



時代劇(まさに戦国時代もの)が大好きな旦那に付き合って観ました!


時代劇の画面って暗い…ので、完走するのは無理かなこれ…と思いました。ごめんなさい汗


ところが気がついたら観てましたわ〜

三連休で良かった!後半は一気に観ました!あはは


まず原作がイギリスの作家ジェームス・クラヴェルの作品。実在の歴史の人物としてではなく架空のお話。とはいえ…ああ、これはきっとこの人だよね?と思う設定。


セリフは日本語。しかも古い言葉。

日本人でも若い人には難しいのでは?

それを海外ではどうやって見てたんでしょう?字幕付きなんだろうけれど、どんな感じなんだろうか?


アメリカで制作された日本の時代劇。

これまで観てきた海外作品に登場する日本人はどこか変だったけれど、本作は見事でした。ピンと張りつめた空気感。音のない間。美しい日本庭園。煌びやかな衣装。そして所作まで…細部にわたり日本らしさを表現したかったのであろう真田広之の思いが、画像から伝わってきました。エミー賞の受賞スピーチでしっかり言葉にしていましたしね。


私はやっぱり鞠子さまに惹かれました。

辛い過去を断ち切ることも許されず、キリシタンであることから神に祈ることで日々を生き抜いてきた彼女は、君主や夫に絶対服従で、しきたりを重んじながらも自分の芯の部分をしっかり持ち表現できる。凛として強い素晴らしい女性でした。

演じたアンナサワイさん。見事な演技でした〜!

9話の彼女はとにかく圧巻。この後が見られないのが残念です。


たぶん…ですが、この作品の言葉を理解できるお年頃の私なので、まだまだ妻は夫に従うというザ日本!(なんだかその言い方も違うような気もするが…)という教育の端っこに育ってきたので、まあ、この時代だからね〜とすんなり理解できたりしますが。女たちはほぼ道具…そんな描かれ方に若干イラッと来ましたが、同時に女性たちのしなやかでしたたかな生き方も描かれていると感じました。

どこかで聞いたなぁ歴史は夜、女が作る…だっけ?そういう意味では、現代は女性の地位もだいぶ変わだたんだなぁと思いますわ。


最初は完走無理だわと言ってたのに、今は細かいところが気になって、もう一回観たい笑


これからご覧になる方はぜひ大きな画面で観て欲しいです!


本作、すでにシーズン2、3が決定しているとか。原作はここまでなので、この後が気になりますね。


ちなみに、本作品は途中で撮影が止まったこともあって制作に6年かかっているそうですが…次回作はどうなるんでしょう。