水曜日に抱かれる女 | 映画を観よう

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水曜日に抱かれる女


アメリカ 1993年

ジェームズ・スペイダー、メーチェン・エイミック、ベス・アームストロング、フレデリック・レーン、ラリー・ミラー


監督・脚本:ニコラス・カザン 『イナフ』、『アンドリューNDR114』

音楽:クリストファー・ヤング 『バンディッツ』、『ソードフィッシュ』


【ストーリー】

エリート建築家のレイ・リマドン(ジェームズ・スペイダー)は離婚したばかりだったが、魅惑的な美女リーナ・マザース(メーチェン・エイミック)と出会い再婚する。親友のノーマン(ラリー・ミラー)、ラリー(フレデリック・レーン)、エレイン(ベス・アームストロング)たちも心からレイの幸せを祝福していた。容姿端麗な上に良妻賢母の典型のようなリーナとの間には子供も生まれて、円満な夫婦生活が続いたが、リーナのことをシシーと呼び掛ける女性が現れてからリーナの行動に不審なことが続くようになる。リーナの正体を密かに探りはじめたレイはやがて驚くべき事実を知るが、今の幸せを捨てることのできなかったレイは彼女を信じることにする。二人目の子供も生まれ、幸せな家庭は続いているように見えたが、リーナの不審な行動は続いていた。ある日、クレジットカードの請求書を見たレイはついにリーナを問い詰め、リーナの「結婚以来、浮気を続けているの。相手は“ベス"で、正体はあなたの親友。子供たちの父親も私だけが知ってるわ…」という言葉に激昂したレイは彼女を殴りつけるが、妻への暴行容疑で福祉施設に収監されてしまう。実は全てはリーナの策略で、彼は精神異常者に仕立てあげられてしまうのだが・・・・。



ジェームズ・スペイダー

こういう情けない感じの役が本当に似合います


いいところのボンボンから貧しい苦学生

野心たっぷりのビジネスマン

年上の女性に愛される男

なかなかセクシーでいい男なはずなのに

なぜかちょっと苦手なタイプ(汗)


きっと『ウルフ』で見た狼男の役が強烈だったからかも

(彼を最初に見たのが『ウルフ』だった・・)


この作品では、美しい女性を妻にして

かわいい子供も生まれて幸せを絵に描いたような男が

妻の恐ろしい企みで精神異常者として施設に送り込まれる


どんなに事実を伝えようとしても

そうすればそうするほど不利になって

逃げ場がなくなっていく恐ろしい状況・・


観ていても苦しくなるほど

見事に計算されつくした妻の企み!


最初はやっぱりちょっと弱々しい男の感じなのだけれど

真実を知るうちに、次第に強くなっていくというか

最後の最後にはそれが彼にとって好都合となるわけです・・


けっこう、うまくできているなぁ~~と思っていたのだけれど

結局こういうラストになるか・・とチョット残念

もう少し悪魔のような女をジワリジワリと追い詰めるような

そんな設定にしてもよかったのに~と思ったりもしました


まぁ、それでも最後に

子供達に母親のことを言うシーンは

ちょっとゾッとしましたが・・・


悪女の妻を演じるメーチェン・エイミックが

とにかく美しい!!

これだけ美しいと悪女なのも仕方ないかなぁ・・なんて

意味のわからない納得のしかたをしてしまうけれど


ね、美しい花にはトゲがあるのですわよ紳士方

レイも、彼女の美しさに騙されて

真実の顔に気づくことはなかったのですもの・・ね

気をつけなくてはいけません!

やっぱり、怖いわ~