カーテンコール | 映画を観よう

映画を観よう

古くても、新しくても、映画はイイよね!

素敵な映画に出会えた時の気持ちを、誰かと共有したいな♪

カーテンコール

¥4,320

日本 2004年

伊藤歩、藤井隆、鶴田真由、奥貫薫、津田寛治、橋龍吾、井上堯之、藤村志保、夏八木勲

監督・脚本:佐々部清 『半落ち』、『チルソクの夏』


【ストーリー】

橋本香織(伊藤歩)は東京の出版社で、契約記者として働いていた。なんとか正社員へという思いから、女優と政治家のスキャンダルをスクープした。その記事が発売される朝、写真を撮られた女優が自殺未遂を起こし、香織は地元・下関に近い福岡のタウン誌に異動を命じられる。そこで、読者が投稿してきた<懐かしマイブーム>というコーナーを担当することになった香織は、その中の一通「昭和30年代終わりから40年代中ごろまで、下関の映画館にいた幕間芸人を探して欲しい」と書かれた葉書に惹きつけられる。その映画館<みなと劇場>を取材するため訪れると、そこには当時から働くモギリの女性・宮部絹代(藤村志保)が居た。絹代の話を聞いているうちに、香織の取材は安川修平を探すものにかわっていくのだが・・・・。




現代から古き良き昭和の時代を振り返ってみた

そんな作品でした!


井上堯之、藤村志保、夏八木勲

この方々が、とてもいい味を出していて

昭和の時代の哀愁や明るさや

そして、下関という町の背景や・・・

そんなものが滲み出ていました



それから

この作品を観なければ知らなかった

安川修平さんが正社員になれなかった理由


そして

何年も行方知らずの安川さんを探すことができる

強力なつながりをもつ人々


主人公の香織は東京での痛手と過去の思い出を

生まれ故郷で、そして取材を通して癒していく


いくつもの角度からみることができるこの作品は

ちょっと、詰め込みすぎて・・・

焦点がぼやけてしまった感じがして

もったいないな~と思いました


一つの物語として通しではなく

オムニバス形式にするとか

第1章、2章・・・みたいな感じにしてみると

もう少しハッキリと浮き出てきたんじゃないかな・・などと

素人考えで思ったりもしました・・・


それにしても、映画館の部分は映画好きには嬉しい!

二本立ての映画、休憩時間

映画の看板、ロビーのソファ、ビンのジュース、

もぎりのおばちゃんが売店も見ているし

売店で売っているのがパンと牛乳


時代設定は、私が生まれた頃かちょっと前くらいだけど

南の島は、そういう懐かしい映画館が

案外長く続いていたので・・・


さらに、作品中で流れる映画!

吉永小百合は清らかでカワイイし

賠償千恵子は歌がうまい♪

そんなことを感じながら

あのなんともいえない映画館の匂いを思い出した作品でした!


それにしても・・・・藤井隆

某番組では金髪でハイテンションな彼ですが

昭和の時代の映画を愛する男役似合っていました♪


カーテンコールメイキング 佐々部清監督と昭和ニッポンキネマ
¥2,264
Amazon.co.jp