- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- テルマ&ルイーズ
Thelma & Louise
アメリカ 1991年
スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス、ハーヴェイ・カイテル、マイケル・マドセン、リストファー・マクドナルド、ブラッド・ピット
監督:リドリー・スコット 『エイリアン』、『マッチスティック・メン』
脚本:カーリー・クーリ 『愛に迷った時』、『ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密』
音楽:ハンス・ジマー 『サンダーバード』、『キング・アーサー』
【ストーリー】
アーカンソー州の小さな町に住む専業主婦のテルマ(ジーナ・デイビス)と、ウェイトレスとして独身生活をエンジョイするルイーズ(スーザン・サランドン)。2人は、退屈な日常から逃れるためドライブヘ出掛けた。夕食を取るため立ち寄ったバーで悪酔いしたテルマは、調子に乗り店の男ハーランと姿を消す。そんなテルマを追って駐車場へ向かったルイーズは、レイプされかかっているテルマを助けようと、ハーランを撃ち殺してイしまう。所持金がなくなったルイーズは恋人のジミー(マイケル・マドセン)に助けを求めた。一方テルマは夫のダリル(クリストファー・マクドナルド)に連絡を入れるが、身勝手な夫はテルマの無事を確認するどころか、一方的に責めるばかりだった。呆れたテルマはルイーズとメキシコヘ逃亡することに同意した。楽しい週末旅行から一転、二人の旅は逃避行へとなってしまった二人の旅は・・・・。
初めて観たのは、まだ独身だった頃。
なんというハチャメチャなおばさん達だろう・・
ただ、女二人の逃避行ロードムービーは珍しくて
ラストに驚いた記憶が残っている作品でした。
やっぱり、映画って観る時によってすごく違ってくるもんですね
今の私は、子供もいて、主婦として毎日同じような日々を暮らしています
(実際には子供たちがいろんな事をしてくれて同じ日なんかないですけど)
つまり・・二人の年齢に近くなったわけです(超えてるか・・汗)
なんとなく、わかる部分があって、妙にスカッとしました
自分では経験するはずのない非日常を体験できたって感じですね♪
最初は独身でいつも強きなルイーズが主導権を握っている感じだけれど
テルマがどんどん解放されていくというか
明るく逞しくなっていく姿がなんとも言えませんでした!
日常と非日常、
決してそれまでのテルマが不幸だったわけじゃないんだろうけれど
まさに、生きている!という笑顔♪
テルマの役をスーザン・サランドンではなくて、
ジーナ・デイヴィスが演じたのは大成功だと思いました!
実は、ジーナ・デイヴィスってあまり演技派と感じることがなかったのですが
この作品では、とても素敵でした!
S・サランドンは演技派ですし、彼女の作品は基本的に外れがない
(個人的に好きな作品が多いのです)
賢くて逞しい女性というイメージが強い中で
ルイーズは、酒場でホイホイ男に付いて行ったり
若い男をヒッチハイクで拾ってお金を盗まれたり・・
なんだかハチャメチャな役をうまく演じていました!
走り出したら止まらない!!という感じ
逃げ始めたら、もう後には引けなくなった二人を追い詰めて行く警察
ハーヴェイ・カイテルはここでも光っていました!
ラストは、もう行っちゃえ~~っていう感じでしょうか
『明日に向かって撃て』とか『俺達に明日はない』のように
ハチの巣になるのではなくて・・・・
これもまたアメリカらしいラストでした!