フライト・オブ・フェニックス | 映画を観よう

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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
フライト・オブ・フェニックス<特別編>
FLIGHT OF THE PHOENIX

アメリカ 2004年

デニス・クエイド、ミランダ・オットー、ジョバンニ・リビシ、タイリース・ギブソン、トニー・カラン、ヒュー・ローリー


監督:ジョン・ムーア 『エネミーライン』

脚本:スコット・フランク 『マイノリティ・リポート』、『ザ・インタープリター』

音楽:マルコ・ベルトラミ 『アイ,ロボット』、『ターミネーター3』


【ストーリー】

1965年製作にされたアカデミー賞ノミネートの名作「飛べ!フェニックス」をジョン・ムーア監督がリメイク。石油会社のスタッフを迎えにいった飛行機が、砂嵐に巻き込まれ、ゴビ砂漠の真ん中に不時着。しかし、着陸の衝撃で機体と数人がダメージを受け、取り残されてしまう。水と食料には限りがあり、このまま動かずに救出を待ったほうがいいというパイロットのフランク(デニス・クエイド)。だが、このまま何もせずに待つよりも、飛行機の設計士というエリオット(ジョバンニ・リビシ)が新しく飛行機を作って脱出しようと持ちかける・・・。



かすかなCMの記憶と、デニス・クエイドが主役。さらに、『エネミーライン』の監督と『マイノリティ・リポート』の脚本家が作った作品!!というわけで、すっごく、すっごく期待して、やっとレンタルしてきた作品。



ああ・・・・。やってしまいました。

期待が大きすぎました。


砂漠の真ん中で、取り残されたにしては、なんだか危機感が足りなくて、危険な武装集団も襲ってくるのか来ないのか?う~~ん、どうなんだ??と思いました。


それじゃあ、ダメか?っていうと、どうだろ??



待つだけじゃなくて、自分から行動する方を選んで生きようとしている姿を描いているとしたら・・。


「家族がいるから帰るんだ。歩いていって死んでも、何もせずに死ぬよりはマシ」と言って歩いて脱出しようとする男。こんな困難な中でも「生きていることに感謝する」と神に感謝する男。明るくポップな音楽で力仕事をこなしていく男。


それぞれが、今できることを一生懸命やっていく、実はなかなかイイかもしれない。


デニス・クエイド、ここではかなり抑え気味でしたね。

いつもは熱血漢!を演じているのに、少しクールな感じで、結局段々いい人になっていくんですが、少し期待しちゃいましたよ・・・。


紅一点のミランダ・オットー。あの『ロード・オブ・ザ・リング』に出ていましたね。ここでも爽やかな男勝りな感じがいい♪怪我した武装集団の生き残りを連れて帰ってきてしまうあたりは、やはり女の人なんだけど・・・。こういう状況では少し無謀って感じ(苦)


ジョバンニ・リビシは金髪になってるんで、え?と思ったけれど、あのオドオドした感じというかオタクぶりは似合います。実は模型飛行機の設計士とわかったときに、泣きながら「絶対に飛ぶ」というシーンはちょっとググっときました。彼だって一生懸命なんだ・・・って。(ラスト、落ちるんじゃないかとハラハラしましたが・・・)

『ギフト』や『ヘヴン』で観ていて、結構好きなんですが『60セカンズ』ではしょーもない弟の役でしたね。


あれ。結局、面白かったんじゃ?あはは・・・。

期待しないで観ていれば、それなりに楽しめますよ!!ツッコミどころも満載ですし♪