愛の選択 | 映画を観よう

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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
愛の選択
Dying Young (The Choice of Love)

アメリカ 1991年

ジュリア・ロバーツ、キャンベル・スコット、ヴィンセント・ドノフリオ、コリーン・デューハースト


【ストーリー】

ヒラリー・オニール(ジュリア・ロバーツ)は25歳の溌剌とした女性。新聞で病人の看護婦募集の広告を見て、サンフランシスコの豪邸を訪ねる。数多くの募集者の中、ヒラリーは簡単に断られるが、なぜか呼び戻されて採用となった。実は父親リチャード(デイヴィッド・セルビー)は労働者階級の出身で看護婦ではないヒラリーを不採用にしたのだが、看護される当事者のビクター(キャンベル・スコット)が、強引にヒラリーを採用したのだった。ビクターは28歳で10年前から白血病と闘っていた。看護を始めたヒラリーは闘病のあまりのすごさに一時は仕事を辞めようかと悩むが、負けん気の強い彼女は白血病の本を読み、本気で看護に取り組み始めた。ビクターはクリムトの絵を愛し、クラシックに傾倒する教養溢れる青年で、ヒラリーを相手に芸術を語った。最初はあまりの環境と教養の違いに違和感を感じていた2人だったが、次第に心を通わせるようになる。



監督はジョエル・シューマーカー『オペラ座の怪人』『ヴェロニカ・ゲリン』

製作にサリー・フィールド(女優)『マグノリアの花たち』『ミセス・ダウト』

脚本はリチャード・フリーデンバーグ『リバーランズ・スルー・イット』

音楽はジェームズ・ニュートン・ハワード『バットマン・ビギンズ』『コラテラル』



並べて見ると、あらま結構な顔ぶれですね・・・!!知らなかった(いつもながら無知です・・)




ジュリア・ロバーツ出演作の中で、ちょっと理由が変わっているけど好きな作品です。

それは、大好きな「クリムト」の絵を、ケニー・Gの音楽をBGMに見られるから♪





キャンベル・スコットが繊細なボンボンの役、似合いますねぇ~。『シェルタリング・スカイ』でも上流階級の役でしたが・・・こっちは病気なだけにワガママでもあります。





ジュリア・ロバーツ!あの赤毛のクリクリヘアーは観方によってはゴージャスだな~といつも思うのですが(本当は何色なんだろう?ジュリアの髪)

最初はちょっとした看護くらいに思っていたヒラリーが、一生懸命勉強して、真剣に看護していく姿はすごいなぁ~と思います。恋愛感情は後からですから・・ね。




育った環境も階級も違う二人、さらにビクターは白血病で未来のことを考えていないのに、それを強い心で対応するヒラリーが切なくなるし、美しいです。

同情ではなく、愛情だからこそ、あんなに強く厳しくできるんだろうなぁ~としみじみと思いました。






もともと、好きだった「クリムト」の絵に合わせて流れて行く音楽の心地好さと、湿った海風が吹いているような感じがして、ちょっと切ない夜に一人で観る映画です。