ジョン・マクマホン 刑事失格(早川書房・文庫) | 勝手に映画紹介!?eigasukiの読書忘備録用ブログ

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何年か前に強制退会トラブルの時に、予備で登録したID。本家ブログの更新を再開しています⇒http://ameblo.jp/eigasuki/ ここでは読んだ本の忘備録を書くつもりです。書籍購入はブックオフ中心なので、新作は少ないかも?

刑事失格 (ハヤカワ・ミステリ文庫) [ ジョン・マクマホン ]

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古本で購入したのは確かなのだが、ブックオフの値札が付いてなかったので、もしやと思ったら…ネットオフで購入したものだった。購入記録によると販売価格165円から20%OFFクーポンが適用された132円で入手…2021年1月発行、ジョン・マクマホンの「刑事失格」を読了…著者のデビュー作ということであり、本国では既にシリーズ続編も刊行されているらしいのだが、日本ではまだこの作品しか出ていない模様。もともとは優秀だったが、妻子に先立たれてことで、飲んだくれになってしまった刑事が主人公…。顔見知りになったストリッパーのDV彼氏を、刑事の身分を利用して脅かしたまではよかったが、なんと翌日になって脅した相手が殺されてしまうという事件が起きる。ヤバイ、記憶があやふやだし…まさか犯人は俺じゃないよな?ってところから始まる。その直後に…もう1件、黒人少年がリンチされた挙句に、火を放たれて焼き殺されるという事件も起きる。最初の被害者がネオナチだったことで…少年殺しと何らかの関係があるのではないかと疑うが、別の容疑者も浮上し、他にも不可解な事件が色々と起きる。やがて…それらの事件が関連した壮大な陰謀に主人公刑事は巻き込まれていく。被害者が黒人少年だったりすることからもわかる通り、人種問題なんかもテーマの一つとして描かれている。他界している主人公の家族の描写にも、ちょっと引っかかる部分があったりするんだけど…主人公が事件にのめり込んでいく理由もちょっとそのあたりが影響していたりと。ミステリアスな事件が2つも起きる導入部は緊張感があるが…中盤では若干のダレ場も。後半に入り、事件の大枠が掴めてきてからの、主人公がとんでもないピンチに陥るところや、少数で巨悪に立ち向かっていく展開なんかは面白さを挽回したかなという印象。ネットを見ると、けっこう賛否両論なんだけど、自分はこの手の南部の陰鬱とした雰囲気が色濃く出ている映画なんかが好きだったので、この小説もそこまで悪いとは思わない、けっこう楽しめましたけどね。続編の日本刊行も期待してます。


ジョン・マクマホン 刑事失格(早川書房・文庫)